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星野源「紅白」歌唱曲変更受け声明「あらゆる性加害行為を容認しません」楽曲は「個人的な経験・想いをもとに執筆」【全文】

モデルプレス / 2024年12月26日 10時30分

星野源(C)モデルプレス

【モデルプレス=2024/12/26】音楽家で俳優の星野源が「第74回NHK紅白歌合戦」(12月31日午後7時20分~)にて歌唱予定だった楽曲を「地獄でなぜ悪い」から「ばらばら」に変更することを発表し、公式サイトで理由を説明した。

◆星野源「紅白」曲目変更受け声明

2013年にリリースした6枚目シングル「地獄でなぜ悪い」を「紅白」特別バージョンとしてギター弾き語りで披露することが発表された星野。これを受けて一部のネット上では、近年性加害が報じられている園子温監督の同名映画の主題歌であることや、園氏から依頼を受けて制作したといった経緯に触れ、問題視する声が多数。なお、同曲はNHK側からのオファーであったことも明かされていた。

これを受けて、星野の公式サイトでは、「『第75回NHK紅白歌合戦』出場楽曲変更について」と題したお知らせを掲載。「楽曲『地獄でなぜ悪い』は星野源の曲です」とした上で、「星野は2012年にくも膜下出血で倒れ、その闘病期に病院でこの楽曲の作詞をしました。詞の内容は、星野の個人的な経験・想いをもとに執筆されたものです。後述する映画のストーリーを音楽として表現したものではありません。星野源の中から生まれた、星野源の歌です」と楽曲については、映画の内容と関連せず、自身の体験が元になっていると明かした。

一方で、「すでにSNS等で指摘されているように、のちに性加害疑惑を報道された人物が監督した映画の主題歌であること、映画タイトルにある『地獄』というワードにヒントを得たこと、映画タイトルと同名の楽曲であることもまた事実です」と認め、「この曲を紅白歌合戦の舞台で歌唱することが、二次加害にあたる可能性があるという一部の指摘について、私たちはその可能性を完全に否定することはできません」とした。

同曲でオファーを受けた経緯については、「楽曲は『アーティストの闘病経験を経て生まれた楽曲で、いま苦しい時代を生きる方々を勇気づけてほしい』という、紅白制作チームからの熱意あるオファーを受けて選定された経緯があります」と説明。続けて「しかし、そのオファーの意図から離れ、真逆の影響を与えうるのであれば、それはオファーを受けた私たちの想いに反してしまいます」とつづり、「そのため、今回同曲を歌唱することを取りやめることにいたしました。私たちは、あらゆる性加害行為を容認しません」と同曲の披露を辞めることを伝えた。

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