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松たか子「ロンバケ」出演を後押しした言葉「人生の分かれ道だった」当時の心境赤裸々に語る【「スロウトレイン」インタビュー後編】

モデルプレス / 2024年12月28日 17時0分

多分、当時大学に入った年だったんです。そこから忙しくなってしまって、数年後大学を辞めるという結果になりましたが、その選択をしたのも自分ですし、チャンスをくださった方のお陰で今があると思います。

◆松たか子、韓国スタッフと「言葉を超えて通じ合えた」

― 本作では釜山ロケがあり、現地のスタッフさんとのやりとりもあったと思いますが、現場の雰囲気はいかがでしたか?

松:国民性の違いはあるかもしれないですが、実際に釜山に行ってみたら、現地スタッフの印象は日本と全然変わらなかったです。皆さんとにかく元気で、日本語のセリフが分からない中でも熱心にリハーサルを見てくれて、どこに行っても変わらないんだなと。これはあくまでも私の勝手なイメージですが、韓国の照明スタッフさんが入ると、とことん美しい映像になるのかなと思っていましたが、本当に自然な画作りをしてくださりました。でも大事なカットはしっかり抑えて明かり作りに気合いを入れて作ってくださり、言葉を超えて通じ合えた瞬間でした。私は参加できなかったのですが、最終日には日本チームと韓国チームで打ち上げをしていて、たまたまそのお店の前を通りがかったので挨拶だけしたのですが、ただただ普通の飲み会と同じような雰囲気で、見ていてすごく素敵な光景でした。

― 韓国俳優のチュ・ジョンヒョクさんも出演されていますよね。

松:はい。ジョンヒョクさんは初めて日本語を喋るそうなのですが、本当に明るくてなんでもスマホを使って私たちにインタビューしてくれて、彼の明るさに救われたことがたくさんありました。

― このドラマが放送される2025年はどういう年にしたいですか?

松:ここ最近、舞台を 1年に1本くらいやっていたのですが、今年は1本もなかったんです。このドラマや他の映画の撮影をしていた1年で、それぞれ良い出会いがあってとても楽しかったのですが、作品が終わると「あ、舞台やりたいな」とふと思うこともありました。来年は少し先にはなりますが、舞台もあるので元気に過ごせればいいなと思います。あと、年女になります!多部さんも年女で、だからどうというのはないですが(笑)、元気に健やかにお仕事ができたらそれが一番です。

― 貴重なお話をありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆松たか子(まつ・たかこ)プロフィール

1977年6月10日生まれ、東京都出身。1993年、歌舞伎座「人情噺文七元結」で舞台デビュー。以後、ドラマや映画、舞台などで活躍し、「ロングバケーション」(1996/フジテレビ系)、「HERO」(2001/フジテレビ系)、「カルテット」(2017年/TBS系)などヒットドラマに多数出演。1997年には「明日、春が来たら」で歌手デビューも果たし、俳優業と並行して音楽活動を続けている。近年の主な出演作は、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(2021/TBS系)、「オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ シーズン2」(2022/NHK)、映画「峠 最後のサムライ」「土を喰らう十二ヵ月」(ともに2022)、「松尾スズキと30分強の女優」(2023/WOWOW)、舞台「パ・ラパパンパン」(2021)、「兎、波を走る」(2023)など。主演映画「ファーストキス 1ST KISS」が2025年2月7日に公開を控える。

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