バカリズムが届ける「ノンレムの窓 2025・新春」見どころ紹介 古田新太×中村倫也の攻防を堪能【試写レビュー】
モデルプレス / 2025年1月5日 15時30分
中村が「最後の最後にドデカイもんがあるので、ご覧になる方はギョっとするかもしれないですが、一体この2人は何なんだろう?って最後思ってもらえたら嬉しいです」とコメントで呼びかけていたように、予想のつかないラストにも注目だ。
◆攻めた題材&伏線が繋がる爽快感 原田泰造「よーい、フィクション!」
第2話は、ドラマ「つづ井さん」などドラマ脚本だけでなく、「タモリ倶楽部」「だれか to なかい」など数々のバラエティー番組の放送作家を担当する竹村武司氏が脚本を手掛ける「よーい、フィクション!」。主演は原田泰造が務める。
バラエティー番組のディレクターだった松永(原田)は濡れ衣を着せられ番組をクビに。職を失い途方に暮れる松永は、謎めいた女性・矢橋(小雪)から「ウチで働かないか?」と勧誘を受ける。そこはニュースを制作する会社だったが、作るのはただのニュースではなく「フェイクニュース」だった。メディアで報道されるニュースの9割は本当に起きた出来事だが、実は1割は国やスポンサーからの指示で作られるフェイクニュースだと伝えられ愕然とする主人公。一体、何が本当で、何が嘘なのか。主人公がつくるフェイクニュースは予期せぬ方向へと展開していく。
ストーリーのクライマックスで、松永は「SG(スケープゴート)=政府が批判を受けそうな法案を通したいときにそれを隠すための生贄としてぶつけるでかい芸能ニュース」を担当することに。中間管理職として極悪プロデューサー(小手伸也)のせいで窮地に追い込まれ、月に1回しか会えない娘を想う“THE・良い人”な松永のキャラクターは原田にぴったりで、悲哀を情感たっぷりに表現している。
またドラマ&映画「【推しの子】」シリーズのアイドル演技でも称賛の声を集めた原菜乃華が、今作でも人気アイドルを演じるのも見どころ。終盤で前半の登場人物や伏線が繋がっていく気持ち良い爽快感を味わうことができ、原田が「お正月の日曜日、次の日から仕事や学校が始まる人が多いかと思いますが、ぜひたくさんの人に観てもらい、同僚や友達との話のタネにしてもらえたらと思います」とコメントしているように、年始の連休の締めくくりにオススメしたい一作となっている。(modelpress編集部)
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