横浜流星主演「べらぼう」初回、吉原の“光と闇”生々しい描写に反響 2度のタイトル回収も話題に
モデルプレス / 2025年1月5日 21時26分
【モデルプレス=2025/01/05】俳優の横浜流星が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合テレビ、毎週日曜午後8時~/BS・BSP4K、毎週日曜午後6時~/BSP4K、毎週日曜午後0時15分~※初回15分拡大版)の第1話「ありがた山の寒がらす」が、5日に放送。描写やタイトル回収に反響が寄せられている。<※記事内ネタバレあり>
◆横浜流星主演大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」
本作は“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快男児・蔦屋重三郎(横浜)が主人公。森下佳子氏の脚本で、笑いと涙と謎に満ちた“痛快”エンターテインメントドラマを描く。吉原の“伝説の遊女”・花の井(五代目瀬川)役を小芝風花、幕府“新時代”を目指す改革者・田沼意次役を渡辺謙が演じる。
◆「べらぼう」蔦屋重三郎(横浜流星)、吉原の現状を田沼意次(渡辺謙)に直訴
18世紀半ば、人口は100万を超え、天下泰平の中、世界有数の大都市へと発展した江戸。蔦重こと蔦屋重三郎は、江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れ、引手茶屋(客に女郎を紹介する案内所)“駿河屋”の養子となる。
明和の大火(大火事)を経て、なじみの客でかろうじてにぎわう老舗女郎屋に比べ、吉原の周囲をめぐる「お歯黒どぶ」に沿って立ち並ぶ最下層の女郎屋「河岸見世」は、市中の岡場所(非公認の遊郭)に客を取られ客足が遠のき、常に貧しさと病が蔓延するように。元・松葉屋の花魁・朝顔(愛希れいか)も体を壊し、河岸見世に転落。貧しさからついに命を落とした。朝顔は、蔦重にとって幼少期に赤本(子ども用の絵本)を読み聞かせてくれ、本の世界の楽しさ・面白さを知るきっかけを作ってくれた恩人だった。
蔦重は己の欲や利益だけを考えている忘八(引手茶屋や女郎屋の経営者のこと)に怒りを覚えて女郎たちの現状を訴えるが、一蹴されてしまい、謎の男(安田顕)のアドバイスをヒントに老中の田沼の元へ行き、直訴。「人を呼ぶ工夫が足りぬのではないか?お前はなにかしているのか、客を呼ぶ工夫を」と田沼に言われた蔦重は目を覚まし、アイデアが閃いたところで初回が終わった。
◆「べらぼう」吉原の“光と闇”生々しい描写に反響
遊郭である吉原について、蔦重の幼馴染・花の井のような売れっ子の花魁の華やかな世界と、その裏にある困窮など闇を生々しく描写。朝顔の最期のシーンでは着物をすべて剥ぎ取られた裸の遺体が山に捨てられていた。インティマシーコーディネーターを入れ、キャストの負担にならない撮影を意識しているという今作。視聴者からは容赦のないシーンに「度肝を抜かれた」という声の一方、「ちゃんと吉原の闇も描いてくれた」と安心する意見が多かった。
さらに忘八の蔦重への仕打ちも酷く、育ての親・駿河屋市右衛門(高橋克実)からは階段から落とされたり、ボコボコに殴られた後、桶に数日監禁されるなど、散々な目に遭ったが、悲観的にならずに常に前を向いて権力に逆らう逞しいヒーローだった主人公・蔦重には期待の声が。
また「馬鹿者」という意味で「べらぼうめ!」と、初回から二度、セリフにタイトルの「べらぼう」が登場。身元不明の謎の少年・唐丸(渡邉斗翔)に対して蔦重が発したのと駿河屋市右衛門が蔦重に対して発したもので、次回予告でも多数セリフに登場し、早速のタイトル回収にも注目が集まっていた。(modelpress編集部)
情報:NHK
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