勝間和代「”完璧主義”より”適当主義”を、大切にするワケ」

MONEYPLUS / 2020年10月29日 7時0分

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勝間和代「”完璧主義”より”適当主義”を、大切にするワケ」

勝間和代さんは、早稲田大学ファイナンスMBAを卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーやJPモルガンで働いた経歴を持つ、いわば”仕事のエリート”。そんな勝間さんに、「仕事」や「人生」の哲学を、前回前々回にひき続き、著書『圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100』(KADOKAWA)から一部抜粋して紹介します。〈撮影:疋田千里〉


“適当主義”の最大のメリット

適当というと、「雑」や「いい加減」、「手抜き」といった悪い意味で捉える人が多いですが、ほかにも、求められる条件や要求にかなっていてふさわしいことや、分量や程度がほどよい、という意味もあります。だから私は何事も、適当でいい、ではなく、適当“が”いい、と思っていて、適当であることを大切にしています。

日本人には、なんでも100%の出来でないと気が済まない完璧主義者が多いです。よく、100%の出来にするには、全体の8割までは20%の力でやって、残りの2割に80%の力を使って仕上げなければいけないと言われます。でも、そのやり方をしていたら、仕事や家事も滞って、ルーティンをこなせません。

私は原稿を書くとき、「てにをは」や誤字脱字などの変換ミスは細かくチェックしません。それは、編集や校閲の方々がしてくださることで、私の仕事ではないと割り切っているからです。

YouTube動画も、編集や撮り直しをしていたらものすごい時間がかかって、毎日配信できなくなるからしません。私がしたいのは、完璧な動画を作ることではなく、1つでも多く情報発信することだからです。

いわば、「完璧主義」の反対が「適当主義」です。その適当というのは、あくまでも分量や程度がほどよくて、適切なところ以上に労力をかけない、という意味です。そうすることで余力を残せるので、ルーティン以外に予想外の事態が起きたとき、力を発揮することができます。それが、適当主義の最大のメリットと言っても過言ではありません。

ルーティンは適当主義でやるようにして、本当に重要なところは完璧主義でやるべきです。

逆の言い方をすると、完璧にやらなくてはいけない部分の余力を残すために、それ以外は適当にするわけです。その配分がうまくできるようになると、仕事や家事の作業的な余裕はもちろん、時間やお金の余裕もうまく作れるようになるのではないかと思います。

適当と完璧のメリハリをつける

例えば、私の家の掃除でいうと、愛鳥のトイレや餌入れなどはいつも清潔にしていなくてはいけないので、毎日完璧に掃除しています。その代わりに、部屋の掃除は完璧にやる必要はなく、ルンバが1日1回、1周してくれればいい、という適当な方法にしています。

何もかも完璧にしようとすると、ドツボにハマりやすいので、適当にする部分とのメリハリが必要です。

苦手なことは適当にする、というやり方もあります。私は、ファッションにあまり興味がなくて、洋服を買うのがあまり好きではありません。試着をして、素材やデザイン、着心地がどうのこうのと考えると、疲れて嫌になってしまいます。

だから、洋服レンタルサービスのairCloset(エアークローゼット)はとても重宝しています。自分のニーズに対して毎回100%合致するとは限りませんが、私が望むレベル以上のものは必ず届きます。おかげで、洋服を買いに行くという大きな負担から解放されて、労力と時間の余裕が増えました。

また、私はスケジュールをギチギチに詰め込むことはしません。ギチギチに詰め込んでも、実際にはその通りにいかないことが多くて、予定が崩れるからです。

料理も、レシピ通りに正確に計量して作っても、思った仕上がりにならないことがあるので、自分の感覚も大事にしています。

人間関係についても、上司とはこうあるべき、友達とはこうあるべき、というふうに窮屈に考えると、自分らしさを出しづらくなってうまくいかない気がします。そこもやはり、余裕が大事。適当にする部分も作ってみてください。

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(MONEY PLUS編集部)

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