もしもに備えて整理しておきたい「自分の情報」9つ
MONEYPLUS / 2024年5月31日 18時0分
もしもに備えて整理しておきたい「自分の情報」9つ
大きな自然災害で自宅が倒壊してしまったとき、突然、事故や病気で万一の事態になってしまったときなどの準備はしていますか?
預貯金の口座や保険の契約など、情報を整理しておくことと、そうでないとでは対応できるスピードに大きな違いが出てきます。
また、インターネットでさまざまな契約ができる今、家族が亡くなったあとにも延々とサブスクリプション契約の料金が支払われていたという話もあります。
今回はいざというときに困らないために、日頃から整理しておきたい「自分の情報」についてご紹介します。
災害に備えておきたい預貯金・身分証明
災害で自宅が倒壊してしまい預貯金の通帳などが取り出せなくなっても、状況によってはいくつかの証明ができることでお金を引き出すことができます。そのために、預貯金の口座番号一覧、身分証明書となる運転免許証やパスポート、マイナンバーカードのコピーなどは防災リュック(非常用持ち出し袋)に入れておいたり、日頃から身につけておいたりすることは大切です。
ただし日頃から持ち歩く場合、スリにあうリスクも考えて数字を何か他の文字に置き換えるなど、自分だけが分かるルールで記載しておくことをおすすめします。
他人が見てもわかるようにする緊急連絡先
突然交通事故にあったり病気で倒れてしまったりしたときなど、連絡をとってほしい「緊急連絡先」を他の人がみてもわかるようにしておくとスムーズに連絡をしてもらえます。
iPhoneにはメディカルIDから緊急連絡先を指定しておくとパスワード不要で分かるようになっていますが、すべての人がこの機能を知っているとは限らないので、アナログではありますが紙に書いて財布に入れておくと良いでしょう。
また家族のように一緒に行動することが多い人を緊急連絡先にしている場合、一緒に事故にあうことなども想定して、日頃は一緒に行動していない実家や兄弟姉妹なども2番目の連絡先として入れておくこともおすすめします。
服用している薬や主治医の情報
持病があり薬を服用しているかたや主治医がいるかたは、その情報も誰が見ても分かるように財布などに入れておくようにします。突然交通事故にあったときなど、服用している薬によっては対応の仕方が変わってくることもあるので必要な情報です。
契約している保険の一覧
保険の種類も多くあり、契約した本人以外あまり把握していないご家庭もあります。生命保険、損害保険、地震保険、学資保険など、それぞれの契約先とできれば契約内容も一覧にして、家族の誰が見ても分かるようにしておきましょう。
サブスクリプションの契約
冒頭でも触れましたが、今はインターネットで簡単に契約ができ、書面での契約書もないことが多いです。そのため、本人以外は何に契約しているのか分からないことが多くあります。
新聞や受信料なども含め、毎月定額が引き落とされている契約に関しても、一覧にして口座からの引き落としなのかクレジットカードからの決済なのかなども分かるようにしておくことをおすすめします。
友達や仕事関係の連絡先
自分になにかあったとき連絡してほしい友人や仕事関係の人の一覧も作っておきましょう。これも前述の緊急連絡先と同じく、家族に一つと日頃は一緒に行動する機会が少ない、実家や兄弟姉妹にも渡しておくと安心です。
仮に自分に万一のことがあったとき、配偶者や家族はそれどころではないこともあります。そんなときに、実家や兄弟姉妹に渡しておくと連絡をしてくれやすくなります。
弁護士、税理士などの情報
仕事上でも個人としてでも日頃お願いしている弁護士さんや税理士さんなどが決まっている場合は、その情報も家族などに分かるようにしておくと自分になにかあったときに処理などがスムーズに進めることができます。
遺言書
高齢にならないと現実味がないかもしれませんが、いつどのタイミングで命を落とすことになるかは誰も分からないものです。多少でも財産がある場合は年齢を問わず遺言書を作っておくことをおすすめします。
本籍地の情報
これは本籍が現住所と離れているかたに限りますが、最近は家族の構成人数も減り、亡くなったあとの手続きを、甥っ子や姪っ子がやるというケースも増えてきました。
この場合、本籍が現住所と違う場所にあることを知らずに手続きが大変だったという話を耳にすることがあります。本籍地もすぐに分かるようにしておくことをおすすめします。特別な理由がない場合は、早いうちに本籍を移しておくのも良いかもしれません。
今回はもしもに備えてやっておきたい「自分の情報」の整理についてご紹介しました。すべてケースバイケースで、今回ご紹介した以外にも分かるようにしておいたほうがいい情報がある人もいるでしょう。
「もしも自分に何かあったら」と一度思い返して、整理してみてはいかがでしょうか。
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(矢野きくの)
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