1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

【締め切り間近】所得制限なし! 私立高校に通わせている東京都民の方は必ずやっておきたい「授業料軽減助成金の申請」

MONEYPLUS / 2024年7月14日 11時30分

【締め切り間近】所得制限なし! 私立高校に通わせている東京都民の方は必ずやっておきたい「授業料軽減助成金の申請」

【締め切り間近】所得制限なし! 私立高校に通わせている東京都民の方は必ずやっておきたい「授業料軽減助成金の申請」

私立高校への学費は負担感がありますが、このたび、所得制限なしで、東京都民の方は全員、「授業料軽減助成金(年最大48万4000円)」が受けられることになりました。

助成金の申請は、7月31日(水)までですので、締め切りが迫っています。受け取り漏れのないように、しっかり申請しましょう。申請時に、少々手間取る場面もありますので、注意点とともに解説します。


東京都民向けの「授業料軽減助成金」は、所得制限なし!

東京都在住者向けでは、私立高校に対する、授業料の負担軽減制度には、以下の2つがあります。

①国の助成「就学支援金」(所得要件あり)
②東京都の助成「授業料軽減助成金」

この2つであわせて年最大48万4000円(在学の学校の授業料負担額が上限)まで、負担軽減を受けられます。「所得が高く、助成を受けられなかった…」という家庭でも、②の東京都の助成「授業料軽減助成金」は、所得にかかわらず助成を受けられるので、年最大48万4000円を受け取れる大きなチャンスです。

また、国の就学支援金の対象となっている人は、「国の就学支援金」と今回の「東京都の授業料軽減助成金」の両方の申請が必要です。「東京都の授業料軽減助成金」についても、申請を忘れないように、お気をつけてください。書類を準備する必要があることと、スマホでの申請に30分ほどかかる場合がありますので、早めに着手しましょう。

では、所得制限なしで東京都民が全員受けられる「授業料軽減助成金」の申請のポイントをお伝えします。

※ここでは、東京都在住の一家で、高校生の保護者が父母2人の例で示しています。
※詳細は「私立高等学校等奨学給付金事業(東京都私学財団HP)」にてご確認ください。

申請に必要な書類は2点

申請に必要な書類を2つ準備しましょう。「住民票」と「父母それぞれの課税証明書(または非課税証明書)」です。

●住民票
「世帯全員の続柄の記載があるもの」「マイナンバー(個人番号)」の記載がないもの」「申請日前3カ月以内のもの」という条件がります。父母どちらかがマイナンバーカードがあれば、住民票はコンビニなどにあるマルチコピー機でも入手できます。

●父母それぞれの課税証明書(または非課税証明書)
少々耳慣れない、この書類。今回初めて入手する人もいるかもしれません。課税されているかどうかの証明書ですが、例えば勤務先から年末にもらった「源泉徴収票」などでは代用できません。必ず「令和6年度 課税証明書(または非課税証明書)」を入手しなくてはならないので、要注意です。こちらも、マイナンバーカードがあれば、コンビニなどのマルチコピー機でも入手できます。

※申請者が配偶者控除を受けていて、配偶者に住民税が課税されていないことが確認できる場合は、配偶者の証明書は不要です。

「マイナンバーカード」がない場合は?

父母ともに、もしくは父母のどちらかがマイナンバーカードがない場合は、区役所など、自治体の窓口に行って発行してもらう必要があります。窓口があいている時間に行けない場合は、夫の分を妻が、妻の分を夫が、といった具合に代理申請もできます。

代理で受け取る場合は、「委任状」がいるケースもあります(委任状の雛型が自治体のHPにある場合もあります)。自治体によっては、同居していれば、委任状が不要な場合もあります。窓口に行く前に、自治体のサイトで確認しておきましょう。自治体の窓口に行く際には、運転免許証などの身分証明書を忘れずに持っていきましょう。

課税証明書は、自治体の窓口で発行してもらう場合は1通300円、マイナンバーカードを使ってマルチコピー機で発行する場合は、1通200円と、マイナンバーカードを使ったほうが安いです。

準備ができたら、スマホで申請

「住民票」と父母の「課税証明書(または非課税証明書)」の準備ができたら、「私立高等学校等奨学給付金事業(東京都私学財団HP)」の、オレンジ色の「申請受付サイト」ボタンから申請しましょう。サイトには「手続きには30分ほどかかります」と書いてあります。申請はスマホでもPCでもOK。写真のアップロードがあるため、やりやすい方で行いましょう。

※振込先の銀行口座番号も入力するため、手元にキャッシュカード(申請者本人のもの)を置いておきましょう。

※入手した「住民票」と「課税証明書(または非課税証明書)」をのちほどアップロードするため、事前にスマホで撮影しておくと便利です(書類の向きに合わせて、住民票は縦、課税証明書等は横にして撮影しておくとよいです)。

①新規申請の場合は、まずメールアドレスの登録
メールに届いた認証コードを入れると、メールアドレスがユーザIDになります。届いたメールからパスワードを設定します。パスワードはメモをしておきましょう。

②高校名、学年、入学年月、生徒氏名、生年月日、保護者氏名、住所、日中の連絡先(携帯電話など)を入力
「所得の証明書提出について」では、父母2人の書類を登録する場合は、一番上の「親権者(両親)2名」を選びます。

③振込先の金融機関(銀行、本支店名、口座番号、名義)も入力
ここでは、銀行名や本支店名を入力せず、キャッシュカードに書いてある銀行コードや店番号を入力するとスムーズです。口座名義人のフリガナは、半角カタカナ(姓名の間のスペースも)なので要注意です。

この後のタイミングで「奨学給付金の給付対象ではありません」と出てくる人もいるかもしれません(所得要件のある、東京都の助成の奨学給付金のことです)。気にせずに「次へ」へ進みます。

④住民票、課税証明書(または非課税証明書)をアップロード
「画像を追加」を押し、すでに撮影済みなら写真をアップロード、まだであれば「写真を撮る」で撮影して、アップします。

課税証明書(または非課税証明書)を父母2人の書類をアップロードする場合、アップする場所が1つですので、一人分をアップしたら、再び同じ「画像を追加」ボタンを押して、2枚目をアップします(写真が2つ並んで掲載されます)。

⑤最終確認
入力内容の確認です。確認が終われば、「登録」ボタンを押します。

これで申請手続きは完了です。登録したメールアドレスに、その旨が来ているかをチェックしましょう。審査が終わったら、またメールが届きます。

ちなみに筆者も行ったのですが、途中で2度もうっかりボタンを押し間違え、オールリセットされてしまい、やり直しをして、結局はトータルで30分かかりました。心と時間に余裕があるときにやるのがおすすめです。

※学年ごとに申請が必要です。現在高1生、高2生の場合は、来年度にまた改めて申請が必要ですので、心にとめておきましょう。

申請はちょっと面倒

お金を受け取るには、どうしても手続きが必要です。「私立高校が対象なら、私立高校がまとめて手続きしてくれればいいのに…」という声も聞かれますが、実はそううまくいきません。東京の私立高校でも、例えば神奈川や埼玉、千葉などから通っている家庭では対象外になってしまいますし、逆に神奈川や埼玉、千葉などの私立高校でも、東京都民であれば対象になるからです。

少々手間のかかる申請が必要ですが、東京都民なら誰でも、年48万4000円まで助成してもらえるのは大変助かりますよね。7月末の締め切り間際に焦ることのないように、早めに申請しましょう。

「私、同年代より貯蓄が上手にできていないかも…」お金の悩みを無料でFPに相談しませんか?[by MoneyForward]

(西山美紀)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください