積み立て投資でリターンを最大化したいなら…“経費率の低い”投資信託はコレ!
MONEYPLUS / 2024年7月27日 7時30分
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積み立て投資でリターンを最大化したいなら…“経費率の低い”投資信託はコレ!
新NISAでは、投資信託に積み立てて長期投資を目指している方も多いと思います。長期投資では、経費率(運用管理費)が低いファンド(投資信託)を選ぶことでより投資リターンを高めることができます。同じ指数に連動する投資成果を目指すファンドであれば、経費率を重視することが重要です。
今回は新NISAで人気のある投資先である「オルカン(オールカントリー)」「S&P 500」「ナスダック100」「インド」について、経費率が最安水準のファンドを紹介します。※運用管理費は年率・税込で表記しています。
1. オルカン(オールカントリー)
オルカン(オールカントリー)のファンドは世界中の株式市場に分散投資を行うファンドです。具体的には、MSCI ACWI(All Country World Index)などの指数に連動するファンドが該当します。オルカンに連動するファンドは多くありますが、MSCI ACWI指数をベンチマーク(目標とする指標)として運用される投資信託が1番メジャーだと言えます。
MSCI ACWI指数は世界の上場企業の8割超をカバーする指数で、米MSCI社が開発した時価総額加重型の株価指数となっており、世界の株式時価総額の約85%をカバーしています 。
世界全体の株式市場の動向を反映し様々な投資商品に利用されています。
オルカンのファンドに投資するメリットとしては世界中の株式市場に投資するため特定の地域や国のリスクを軽減できること、長期的に見て、世界経済全体の成長を取り込むことができること、一つのファンドで広範な地域に分散投資できるため、管理が相対的に簡単であることなどが挙げられます。
MSCI ACWI指数をベンチマークとして運用されるオルカン型の投資信託として、コストも安く常にオルカンで1番人気、もしくはベスト3に入っているのが、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。全世界株式インデックスファンドの中でも、運用管理費が0.05775%以内と低く、純資産総額が大きい点に優位性があると思います。
2. S&P 500
S&P 500は、アメリカの代表的な株価指数で、アメリカの主要企業500社の株価動向を反映しています。この指数に連動するファンドは、アメリカ経済の成長に連動したリターンを狙うことができます。
S&P 500のファンドに投資するメリットとしては、世界最大の経済大国の成長を取り込むことができること、グローバルに展開している大企業が多く、安定した成長が期待できること、安定したリターンを提供してきた実績があることなどが挙げられます。
S&P 500に連動するファンドも多く存在しますが経費率が低いファンドとしては「つみたてiシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」(愛称:つみたてS&P500)の運用管理費が実質0.09072%以内となります。
「iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」は運用管理費用0.0938%、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは0.0938%程度です。
3.ナスダック100
ナスダック100とはNASDAQ市場に上場している銘柄の中から金融銘柄を除いた時価総額上位100銘柄で構成されている株価指数です。ナスダック100のファンドに投資するメリットとしては、アメリカ中心のハイテク企業100社に投資できること、世界を代表するテックカンパニーが名を連ね、昨年の相場をリードした“マグニフィセント7”と呼ばれる大型7銘柄や、生成AIやDX関連という中期的なテーマなど、今後高成長しそうなハイテク株にもまとめて投資できることなどが挙げられます。
また過去10 年でみるとNASDAQ100指数は、売上高成長率・利益成長率・配当成長率のすべてにおいて、S&P500指数よりも高い成長性を出しているというデータもありますので、より高いリターンを目指していくと言う意味でも検討する価値のあるファンドだと思います。
低コストは「楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド 」(楽天・NASDAQ-100)で、運用管理費用は0.198%となっています。ほかに低コストなものは、「ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」が0.2035%となっています。
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4.インドのNifty50
Nifty50は、インドの代表的な株価指数で、インドの主要企業50社の株価動向を反映しています。インドに投資するメリットとしては、地域分散のほかに、これから人工ボーナスが来ることが挙げられるでしょう。インドは人口が若く、労働力の供給が豊富で、消費市場の拡大が期待されます。また多様な産業を持ち、IT、製造業、サービス業など、幅広い産業に投資することができます。 2023年12月末までにこの指数は15年で696.9%と700%近いパフォーマンスを出しているようで、その成長を取り込むことができます。
インドのNifty50のファンドで低コストなのは0.308%の「楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド」です。
短期投資ではそこまで経費率にこだわらなくても良いと考えますが、長期投資を前提とする新NISAでは経費率を重視して選ぶことが重要です。経費率の低いものを選ぶこと、またファンドを比較する癖をつけることで、長期的な投資リターンを最大化することができます。投資初心者の方も、ぜひ経費率を重視して、賢い投資を始めてみてください。
投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward] ※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
(三井 智映子)
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