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【新NISA対象予定】利回り・成長の両方を狙う魅力的な新ファンドをチェック!

MONEYPLUS / 2024年9月21日 7時30分

【新NISA対象予定】利回り・成長の両方を狙う魅力的な新ファンドをチェック!

【新NISA対象予定】利回り・成長の両方を狙う魅力的な新ファンドをチェック!

全世界の高配当株に分散投資できるSBIのファンド(投資信託)が10月に運用開始されます。そして楽天からは、日本では買えなかったETFに投資するファンドが9月に運用開始されました。投資家の注目を集める両ファンドの特徴と魅力を紹介します。


SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)

まずは、「SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)」から。愛称は「スマートベータ・世界高配当株式(分配重視型)」。

8月28日にSBIグローバルアセットマネジメント株式会社が新規設定を発表しました。当初募集は9月13日(金)〜9月30日(月)で、10月1日(火)が設定日です。当初申込期間とは運用開始前に購入の申し込みが受け付けられる期間のこと。この期間に申し込むと、設定時の基準価額(通常10,000円)で購入できます。

米国、欧州、日本、新興国を投資対象とするマザーファンドが投資対象となっており、各投資対象国・地域において、各種市場指数の構成や時価総額比等を勘案の上、独自の基準に基づき銘柄の選定およびポートフォリオの構築を行いますとのこと。

魅力は低コスト

このファンドの魅力は、日本を含む公募投資信託のグローバル株式型で最低コストを実現したという点です。

信託報酬率を年0.055%(税込)に抑えると共に、実績運用報酬を徴収しないことで、グローバル株式(含む日本)に投資するインデックスファンドを含めた公募投資信託として最低コストでの投資機会を提供するのが趣旨のようです。

主要投資対象の利回りは2024年8月26日基準モデルポートフォリオの実績配当率で、年4.00%、高利回りですね。ただ、この利回りをキープできるかは保証ができないというのは注意ポイントです。

分配月は毎年2・5・8・11月の各20日(休業日の場合は翌営業日)、初回分配金支払い決算日は2025年2月20日を予定しています。なお4つのマザーファンドの配分比率は固定ではなさそうです。

「スマートベータ・世界高配当株式(分配重視型)」は、このように低コストや利回りの魅力で人気化が予想されます。個人的にも長期投資では保有コストが安くて地域分散が全世界で、かつ高利回りというと、選択肢として検討する価値があると思います。また、新NISAの「成長投資枠」対象予定とのこと。長期保有で複利の恩恵も得つつ、成長での利益も狙うのであればNISAとも相性が良さそうです。

ただし、これは新規設定のファンド全体に言えることですが、実際の資産配分がどうなるかわからないなどのことから、少し様子を見た方がよいかもしれません。

楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)

楽天からは、【SCHD】シュワブ米国配当株式ETF(Schwab US Dividend Equity ETF)に投資できる「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」が9月18日に運用開始となりました。実質信託報酬は0.192%です。分配月は2・5・8・11月の年4回で、こちらも配当狙いにも使えそうです。また新NISAの成長投資枠対象ファンドです。

SCHDは、「ダウ・ジョーンズ配当100インデックス」に連動する投資成果を目指すETFです。ダウ・ジョーンズ配当100インデックスは、財務比率に基づき、同業他社と比較して基本的な強みを持つ、一貫して配当金を支払ってきた実績を持つ米国企業が発行する高配当利回り銘柄のパフォーマンスを測定する指数です。

・少なくとも10年連続で配当金を支払っている
・浮動株調整後の時価総額が5億ドル以上である
・4つの特性(総負債額に対するキャッシュフロー、株主資本利益率、配当利回り、5年間の配当成長率)が優良

という条件を満たした米国株のうち、上位100社に分散投資できます。キャッシュフロー・総負債比率、ROE(株主資本利益率)、配当利回り、過去5年間の配当成長率と、しっかりスクリーニングして企業を選別しています。

これまで日本では買えなかった

私も企業を見る際にはさまざまな情報をしっかりチェックするようにしているのですが、結構大変な作業なので、それを代わりにやってくれる、しかも入れ替えまで自動で行ってくれるのがメリットです。そのうえ、単一の銘柄が指数の4.0%以上を占めることはないとされており、また一つのセクターだけで、保有割合が25%を超えないようにも制限がかかっており、個別にもセクターにも偏らないよう分散にもしっかり配慮されている印象です。

簡単にいうとSCHDは高配当かつスクリーニングもされているので、長期保有でも期待できる素晴らしいETFといえるのではないでしょうか。インカムゲインもキャピタルゲインも期待できるわけです。

その割に、SCHDは日本ではごく一部でしか取引ができず、投資家の間では「なぜ日本で投資できないのか」と嘆かれていました。そのSCHDに、日本でファンドで簡単に、しかも低コストで投資できるようになったということは、個人的には大変画期的だと思っています。

今回は9・10月に設定のファンドの中で、利回り・成長の両方を狙うなら特に注目のファンドをご紹介させていただきました。ぜひご自身でも調べていただきますようお願いいたします。この記事が皆様の投資の参考になれば幸いです。お読みいただきましてありがとうございました。

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward] ※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

(三井 智映子)

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