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「日経225マイクロ」も上場!初心者でも株価指数を取引しやすい「くりっく株365」とは?

MONEYPLUS / 2024年11月2日 7時30分

「日経225マイクロ」も上場!初心者でも株価指数を取引しやすい「くりっく株365」とは?

「日経225マイクロ」も上場!初心者でも株価指数を取引しやすい「くりっく株365」とは?

2024年9月30日に新たに「日経225マイクロ」が「くりっく株365」に追加上場されたことをご存知でしょうか?より少額から日経225の取引が可能となり、投資初心者でも株価指数取引がさらに手軽にできるようになりました。

「日経平均」が大きく動いているなかで、「その上下動を利益にしたいけれど自分の持っている銘柄はなかなか動かない」、「そもそも個別株を選ぶのが大変だ」という方には良い選択肢となるのではないでしょうか。

今回は、「くりっく株365」について、初心者でも実は取引しやすい理由や取引のポイント、そして取引する上で知っておくべきメリットとデメリットを詳しく解説します。


一つの口座でさまざまな商品に投資できる

「くりっく株365」は、東京金融取引所が提供する株価指数証拠金取引のことを指します。証拠金取引は、自分の資金(証拠金)を担保にし、元の資金以上の取引を行う方法で、FXや先物取引などで用いられます。「くりっく株365」は国内外の主要な株価指数や商品を、少額の証拠金を使って取引できるため、手軽に始められる投資手法として知られています。

主な取引可能商品としては株価指数は日経225、日経225マイクロ、NYダウ、NASDAQ-100、ラッセル2000、DAX(R)(ドイツ)、FTSE100(イギリス)があります。また、金、銀、プラチナ、原油が取引可能です。

上記の株価指数や商品が全11種類、すべて1つの口座で取引可能です。これは投資家にとって、非常に便利なポイントの一つです。通常、これらの様々な資産に投資するためには別々の口座や取引プラットフォームが必要な場合が多いですが、「くりっく株365」では1つの口座で管理できるため、取引や資産の管理が非常にシンプルになります。

初心者でも取引しやすい理由

「くりっく株365」は実は初心者にとっても取引しやすい商品と言える理由は、少額から始められるから。レバレッジ取引ができるため、少額の証拠金で大きな金額の取引が可能です。例えば、日経225やNYダウなどの主要な株価指数に投資するには、本来大きな資金が必要ですが、レバレッジを利用することで小額の資金で同等の取引を行うことができます。

さらに、新たに上場される「日経225マイクロ」は、従来の「日経225」に比べてさらに少額からの取引が可能です。これは特に、投資経験が浅い初心者にとって、少額から取引の経験を積んでみる、リスクを抑えて投資を始めてみる、という選択肢となるでしょう。ただレバレッジ取引は一般的にリターンも大きければリスクも大きいので、資金量に対して過度なレバレッジをかけることはおすすめしません。

また通常、海外の株価指数に投資する場合、為替リスクが発生します。たとえば、米国の株価指数であるNYダウやNASDAQ-100に投資する際は、ドル円の為替動向も影響し、利益が出ても為替の変動によって損失が出ることがあります。しかし、「くりっく株365」では、海外の株価指数でも円建てで投資できるため、為替リスクを気にせずに投資を行うことができ、為替の影響を排除して株価指数の値動きそのものに集中できます。

そして取引時間も重要です。日本の現物株の取引時間は午前9時から午後3時半まで(11月5日から)ですが、日中働いている方は取引しにくい場合も。またダウ平均が動く時間は夜間なのでこれまた「寝ているから…」という方もいらっしゃるでしょう。

「くりっく株365」では、日経225やNYダウなどの米国株価指数は、午前8時半から翌朝6時(サマータイムは翌朝5時)までのほぼ24時間取引が可能です。通常の株式市場とは異なり、仕事が終わった後の夜や早朝でも取引できるため、自分のライフスタイルに合わせて取引機会を逃さずに資産運用ができるのが大きな利点です。

下落相場でも利益を狙える

上昇相場だけでなく、下落相場でも利益を狙うことができます。株価が下がると予想した場合は、「売り」から取引を開始し、価格が下がった段階で買い戻すことで利益を得ることが可能です。これにより、相場が上昇しているときだけでなく、下落している局面でもチャンスがあります。

例えば、日本株を取引している場合、下落を利益にしようとすると、信用取引(※)をすることが障壁となってしまうという話もよく聞きますが、買うと同じような形で売ることができると言うのは、初心者の方にはやりやすいのではないでしょうか。

※信用取引:証券会社から資金や株を借りて取引する方法。少額で多くの資産を運用できるが、損失が出ると返済義務が発生するリスクがある。

リスクとデメリット

一方で、リスクやデメリットも存在します。

レバレッジ取引は少額の資金で大きな取引ができる一方で、損失もレバレッジをかけた分だけ大きくなります。投資がうまくいかなかった場合、証拠金以上の損失が発生するリスクがあるため、適切なリスク管理が必要です。初心者は特にレバレッジを低く抑え、最初は慣れるまで慎重に運用することが推奨されます。レバレッジを高く設定しすぎると、小さな値動きで大きな損失が発生する可能性があるため、リスク管理の重要性を常に意識する必要があります。

またレバレッジ取引では、証拠金が一定の水準を下回ると強制的にポジション(保有している資産のこと)が決済される「ロスカット」制度があります。これにより、思わぬタイミングでポジションが閉じられ、大きな損失を被る可能性があるため、証拠金の管理も重要です。

そして「くりっく株365」には取引手数料や「スプレッド」が発生します。スプレッドとは、買いと売りの価格差のことで、実際に利益を上げるためにはスプレッドを超える値動きが必要です。また、取引回数が増えるほど手数料がかさむため、頻繁な取引には注意が必要です。

このように「くりっく株365」での取引は、初心者でも始めやすい特徴を持っていますが、リスク管理と取引戦略が重要です。

初心者向けの運用戦略

初心者向けの基本的な運用戦略としてはまずは少額の資金で取引を開始し、取引の仕組みや値動きに慣れることが大切です。最初はレバレッジを低く設定し、大きなリスクを取らないようにしましょう。また大統領選など大きく相場が動くイベントの際は結果が出てトレンドができてからでも遅くないと思います。投資は自己責任ではありますが、大きく動くとわかっているイベント前はポジションを取らないことをおすすめします。

投資のルール(損失を最小限にするために、利益目標や損切りラインなどを決めておく投資の基本原則)を元に感情に左右されずに取引を進めることが大切です。例えばトレンドフォロー(相場の流れ〈上昇・下降〉に合わせて売買する方法)の場合は、トレンドが転換しそうになったら確実に利益を確定させ、欲を出し過ぎずに取引を終えるなど、しっかりルールを守りましょう。また損失が発生している場合は早めに損切りを行うことで、大きな損失を防ぐことができます。この「損切り」のタイミングを逃すと、証拠金をすべて失ってしまうリスクもあるため、レバレッジをかけすぎない、損切りはあらかじめ設定するなど、冷静な判断が求められます。

日経225マイクロのように、少額からの取引が可能な商品が上場されることで、より一層初心者にとって取引しやすい環境が整っています。初めての取引でも、リスクを抑えながら実際のマーケットの動きを体感できるため、まずは小さな一歩から始めてみると良いでしょう。

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward] ※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

(三井 智映子)

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