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長い老後生活を夫婦円満に過ごすために、定年後の男性が始めたほうがいいこと

MONEYPLUS / 2025年2月1日 11時30分

長い老後生活を夫婦円満に過ごすために、定年後の男性が始めたほうがいいこと

長い老後生活を夫婦円満に過ごすために、定年後の男性が始めたほうがいいこと

厚生労働省「令和5年簡易生命表」によると、2023(令和5)年の平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.14歳。女性の方が、平均的に約6年間長生きをします。しかし、これはあくまでも平均です。

夫婦の場合、どちらかが先に亡くなります。必ずしも夫が先に亡くなるとは限りません。どちらが先に亡くなるのかは、誰にもわかりません。夫が先に亡くなり妻が残った場合、妻はイキイキと老後生活を送る姿を目にすることはあります。筆者の知り合いでも、夫が亡くなったあと半年くらいは元気がありませんでしたが、その後は、友達も増えて、楽しい老後生活を送られている方もいます。

一方、夫の場合には、妻に先立たれたあと、自宅に引き籠もりがちになり、元気がなくなることがままあります。アメリカのロチェスター工科大学の研究では、妻を亡くした男性の余命は、同年齢の平均余命に比べて30%短くなるそうです。そして、夫を亡くした女性の平均余命には変化がないといいます。アメリカでの研究ですが、なんとなくうなずける結果ですね。

今回は、老後生活を豊かに楽しく過ごすために、定年後の男性に、まずはやっていただきたいことを書いてみましょう。


妻に先立たれた夫は、日常生活にたちまち困る?

老後生活では、夫婦2人暮らしという家庭が多いと思います。そして、妻が料理や掃除などの家事を担当していることも多いでしょう。内閣府「令和2年度 第9回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査結果」によると、「家族の生活に果たす役割」で「家事を担っている」と回答した男性が26.6%に対し、女性が75.6%と大きな開きがあります。

もし、妻が入院したら、どうなるでしょうか? または、妻が亡くなったら、どうしますか? 想像してみてください。

男性(夫)は、まず、食事の準備をするにはどうすればいいのか、うろたえてしまうのではないでしょうか? 日常生活の基本的な食事の用意、洗濯、掃除、片づけなどの家事をすべて自分で行う必要があります。

「お米の研ぎ方」「味噌汁の作り方」「料理の仕方」「洗濯機の使い方」「洗剤の場所」「洗剤の量」「洗濯物のたたみ方」「着るものを入れる場所」

たちまち、パニックになりそうです。結局、インスタント食品に頼ることになり、栄養のバランスも悪くなります。洗濯も面倒なので、同じ下着を何日も着たり、一日中パジャマで過ごしたりすることになり、外出も億劫になってしまいます。

一方、妻はどうかというと、料理や洗濯・掃除などは、日常的に行っていると考えると、夫がいなくなったとしても、変わりません。日常生活が大きく崩れてしまうことが少ないのです。

長い老後生活を夫婦円満に楽しく過ごすためには

仕事を辞めたあと、夫婦で過ごす時間はとても長くなります。夫婦円満で楽しく老後生活を過ごすことが、長生きの基本だと考えています。そこで、私が勧めるのは、「定年後は、料理教室へ行ってみよう!」ということです。

仕事ばっかりだった、現役時代とは違い、定年後は、時間に余裕ができます。それを利用して、料理教室へ行ってみるのはいかがでしょうか? 「男子厨房に入らず!」というのは、昭和の考え方です。定年後に、男性が料理をするようになるのは、良いことだらけです。

妻からすると、現役時代は、朝食とたまに夕食の準備をすれば良かったものが、定年後は、夫が自宅にいることが多くなり、3食の準備と後片付けをするはめになります。妻にとっては、かなりな負担増です。これは妻にとっては自分の時間を削られるという不満につながります。しかも、夫は暇になり、いろんな用事を言ってきます。この不満の積み重ねが熟年離婚へと導くのです。要注意です。

しかし、料理ができるようになると、妻の食事の負担が少なくなります。少しでも手伝ってくれると嬉しいものです。料理ができるようになると、他の家事にも理解が深まり、掃除や洗濯などもできるようになっていきます。

妻にとっても、夫婦が協力するという意味でも、プラスになります。夫の方も料理教室へ行くと、仲間ができてコミュニケーションの機会が増えます。仲間作りが苦手な男性は、大きな収穫になるでしょう。妻にとっても、夫が料理教室に行っている時間は、自分の時間として有効に使うことができます。

もし、妻が先立つようなことがあっても、日常生活を維持できます。何よりも、老後生活では、夫婦2人の時間がとても長くなります。夫婦が助け合って協力しながら生活することがなりよりも大切なのですが、それをできるキッカケが、「定年後の料理教室」ではないかと思います。

まず、夫は料理教室へ通うのを検討してみてください。そして、妻は夫が料理教室へ通う方法を画策するのはいかがでしょうか?

私も料理の腕前には自信がありますよ!

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( 長尾義弘)

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