クレジットカード信用供与額が増加傾向 キャッシュレス社会に対しては賛否分かれる

MONEYzine / 2018年1月13日 18時0分

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 クレジットカードを利用してショッピングを楽しむ人が増えている。そんな中、今後のキャッシュレス社会に対しては賛否が分かれている。

 一般社団法人 日本クレジット協会が12月28日に公表した「クレジットカード動態調査集計結果」によると、平成29年10月分のクレジットカードショッピング信用供与額は前年同月比8.1%増の4兆3,450億8,400万円だった。信用供与額は消費者がクレジットカードショッピング、またはショッピングクレジットを利用した額のこと。

 信用供与額の推移をみると、平成27年(1月~12月の累計)が前年比6.2%増の42兆1,533億3,500万円、平成28年(1月~12月の累計)が同7.3%増の47兆5,222億2,500万円だった。平成29年も1月から前年同月の実績を上回っており、年間の信用供与額は前年を上回りそうだ。

 クレジットカードの利用が増加する中、博報堂生活総合研究所は12月15日、「お金に関する生活者意識調査」の結果を発表した。調査は全国の20代から60代の男女3,600名を対象に、11月16日から11月20日にかけて実施された。

 キャッシュレス社会について賛否を聞いたところ、「なったほうがよい」が48.6%、「ならないほうがよい」が51.4%で賛否が分かれた。キャッシュレス社会になったほうがよいと回答した人の割合を男女別にみると、男性が58.7%だったのに対して女性が38.5%となり、男性のほうが肯定的にとらえていた。年代別に同割合をみると、男性はすべての年代で50%上回ったのに対し、女性は20代が36.8%、30代が35.4%、40代が36.7%、50代が42.0%、60代が40.9%など、若い世代を中心にキャッシュレス社会に対して否定的だった。

 キャッシュレス社会に賛成の理由を聞くと、「現金を持たなくていいから」(全体14.7%・男性14.9%・女性14.3%)、「利便性が高いから」(全体10.7%・男性12.2%・女性8.7%)、「お得だから」(全体6.9%・男性5.5%・女性8.7%)などが多く、男女別では男性が利便性を、女性がポイントなどのお得さに魅力を感じているようだ。

 キャッシュレス社会に対する反対の理由を聞くと、「浪費しそうだから」(全体10.9%・男性7.9%・女性13.3%)、「お金の感覚が麻痺しそうだから」(全体10.1%・男性5.4%・女性13.8%)、「お金のありがたみがなくなりそうだから」(全体7.9%・男性5.7%・女性9.6%)などが多く、女性の方が浪費を懸念する傾向があった。また、「犯罪が多発しそうだから」(全体5.7%・男性9.5%・女性2.7%)は5位にランクインし、男性では反対する理由のトップとなり、男女間で差が見られた。

 クレジットカードの利用拡大に加え、電子マネーの普及や仮想通貨の誕生など、日本でもキャッシュレス化が進んでいる。その一方でキャッシュレス化に関する賛否については意見が分かれ、男女間でも考え方が異なっているようだ。

サイトウ イサム[著]、加藤 秀行[著]

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