「急落時の買い」は合理的な行動か?

MONEYzine / 2018年8月2日 11時0分

 「多く下げた翌日は戻す」と言われますが、実際のところどうなのか。過去20年の日経平均株価の動きから、大きく動いた日の「翌営業日の動き」の傾向を分析してみました。

■eワラント取引動向に見られる投資家のビュー

 先月の最初の取引日となった7月2日の日経平均株価は500円近い下落となり、率にして2.21%の下落となりました。そのような中において投資家の取引動向を見ると短期的な戻りを期待する動きが見られました。多く下げた翌日は戻すという経験則によるものと思われますが、過去20年の日経平均株価の動きを調べてみると、大きく動いた日の「翌営業日の動き」には何らかの傾向がありそうです。

 表1は、7月2日のeワラント売れ筋ランキングです。eワラント投資家の新規買付金額で20位までをまとめています。日経平均株価が大きく下落した7月2日、相場上昇時に利益をねらえるコール型eワラントの買いがランキングを独占し、相場下落時に利益を狙えるプット型eワラントは1銘柄もランクインしていませんでした。

 このランキングからわかるeワラント投資家の相場観は、日経平均株価の急落時にコール型eワラントを買付けているので、日経平均株価の反発です。相場格言に「落ちるナイフをつかむな」というものがあります。一段安になることがあるので相場が急落している途中では下げ止まりを確認せよ、ということです。しかし、投資家は「落ちるナイフをあえてつかむ」と言う行動をしています。この行動は合理的なのでしょうか?

小野田 慎[著]

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