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ヒュンダイも大活躍!? クルマの大爆発や下敷きに…|007 スカイフォールに登場する、ボンドカー以外の気になるクルマたち

MōTA / 2020年5月9日 9時40分

ランドローバー ディフェンダー 画像はカジノロワイヤルではなくスペクター登場車

ダニエル・クレイグ主演の007シリーズに登場するクルマたちを愛でるこの記事も、ついに第3弾であるスカイフォールまでやってきました。今回ももちろん今回もストーリーの紹介はほとんどせずに、登場したクルマを中心にご紹介しますよ!

ランドローバー ディフェンダー 画像はカジノロワイヤルではなくスペクター登場車

クルマ同士がぶつかり合う大迫力!

ディフェンダー(画像は「007 スペクター」に登場したもの)

今作のスタートはトルコ。MI6の工作員が襲われ、機密情報の入ったハードディスクが盗まれるところから物語は始まります。襲った相手は黒のアウディA4で逃げ、ボンドたちはランドローバー ディフェンダーのピックアップで追いかけるというカーチェイスシーンでは、クルマ同士をぶつけ合う大迫力のもの。

最終的にディフェンダーでアウディに体当たりをかまし、アウディは横転するのですが、なぜかリアに車名を表すエンブレムが装着されていません。スポンサーじゃないメーカーだから配慮したのでしょうか?

三菱? と思いきや、ヒュンダイ!

HYUNDAI H-100

その後、クルマを乗り捨ててバイクで逃走する相手をボンドもバイクに乗り換えて追跡し、奥まった場所に逃げ込むと、見慣れた商用ワンボックスが行く手を阻むというシーン。一見するとこの車両、三菱デリカ(3代目)に見えますが、よく見るとリアに「HYUNDAI」の文字……。

そう、このクルマは当時三菱と提携関係を結んでいたヒュンダイがライセンス生産をしていたグレース/H-100というモデルだったのです!

さらに逃げる相手は次に列車の上に逃げるのですが、この列車は貨客混載のようで後ろ側には重機やクルマが、前側には乗客が乗っているパターン。ショベルカーの前には5台のフォルクスワーゲン・ニュービートルが横向きに積まれています。

ニュービートル

もうこの時点でイヤな予感しかしませんが、その予感通りショベルカーに乗り込んだボンドは、バケットを操作して相手の銃弾を防ごうとします。しかし、運悪く相手の弾が右肩に被弾しバケットはそのままビートルへ直撃してあえなく2台が落下。さらにバケットを盾に前進したことで残りの3台はショベルカーの下敷きになってしまうのでした。冒頭のA4も含め、フォルクスワーゲングループに厳しくないですか……?

ストーリー後半では初代ボンドカーも登場! 皮肉を言われてしまう場面も…

ジャガー XJ

この後はしばらくクルマがメインとなるシーンはなく、次の登場はストーリーの後半で、ボンドの上官であるMが襲われるシーンです。ここでは襲われたMを公用車であるジャガーXJに乗せ逃亡を図るボンドでしたが、発信機が備わる公用車では目立ちすぎるということでクルマを乗り換えることに。

ここで登場するのが、007の3作目に登場した初代ボンドカーでもある、アストンマーティン DB5です。ナンバープレートも当時と同じ「BMT216A」であり、MI6から払い下げられたボンドの私物という設定のようです。

DB5(画像は劇中車ではありません)

これにはMも「とても目立たないクルマね!」と皮肉を言うのが精一杯で、道中では「乗り心地が悪いわね」というシーンも。いくら当時のフラッグシップスポーツカーとはいえ、ジャガーXJに比べてしまっては全く及ばないようです。これに対してボンドはシフトノブに仕込まれたシート射出用のボタンを見せて「ほかにも文句が?」と切り返す茶目っ気を見せていました。

ボンドカーまさかの大爆発!?

そして、スコットランドにあるボンドの生家である「スカイフォール」で敵役のシルヴァを待ち受ける一行。ボンドはDB5の車内に潜み、車両に仕込まれた機関銃先制攻撃(ウインカー部から銃身が出る仕様)に成功しますが、あっという間に反撃を受けて蜂の巣にされ、最終的にはヘリからの機銃掃射を受けて爆発炎上してしまうのです。

あぁ、稀代の名車がなんともったいない……と思った人もいるかもしれませんが、実はこの爆発したDB5は3Dプリンターで精巧に作られた1/3サイズのレプリカなのです。とはいえ、内装まで再現され、ドアやボンネット、トランクなども開閉できる精巧なもので、言われなかったら(言われても?)絶対に気付かないレベルでした。

ということで、今回もほぼクルマのみを追いかけた007スカイフォールの振り返りでした。007もシリーズを追うごとに非現実的なスパイアクションというよりも、リアリティが重視されてきているように感じますが、ボンドカーだけは変わらずにいてもらいたいものですね!

[筆者:小鮒 康一]

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