元整備士イチオシ! パパ・ママ友に200万円以下で“ドヤれる外車”【ダディ×マミー】
MōTA / 2020年5月6日 14時0分
ゴールデンウィークだからこそ、今週のパパ・ママ友に200万円以下で“ドヤれる外車”は、ちょっとばかり特別感のある車をご紹介します。 先に予防線を張っておきますと、「壊れるし実用的じゃない!」「2台持ちなんて金持ちの道楽!」となると思いますが、それでも200万円以下で十分狙える“ちょっとだけ夢のある外車”をご紹介しましょう。
本当に市販されちゃったフレンチスポーツクーペ
今回ご紹介するのは、見た目がとにかく刺激的なスポーツクーペ、プジョー RCZです。プジョー RCZは、2007年のフランクフルト自動車ショーに出展されたコンセプトカーと瓜二つな姿で市販されたことも大きな話題となりました。
いかにもスポーツカーらしいフォルムは、実用性が全くないように見えるかもしれませんが、そこが今回ドヤポイントなのです。
プジョー RCZのドヤポイントは3つ
ドヤポイント その1:誰が見ても「お!?」となるフォルム
フロントフェイスこそ、同期の208や308と同じような顔つきですが、それ以外はまさにオンリーワンのフォルム!AピラーからCピラーにかけて滑らかな曲線を描く「アルミニウムアーチ」や、ガラスルーフからリヤガラスまでつながる「ダブルバブルルーフ」。
そして、まるでミッドシップカーのような前傾姿勢のフォルムは、RCZにしかない個性であり、最大の魅力です。
目立つことが好きなパパ・ママさんにおすすめ!
アウディ TTがRCZのライバルとして取り上げられますが、目立ち度で言えば断然RCZの方が上。
アウディ TTもとても良い車ですし、走りもフォルムもカッコいい車です。しかし、ほかの誰とも似ていない、なんなら同門のモデルとも似ていないからこそ、RCZの存在価値そのものと言えるのではないでしょうか。
ドヤポイント その2:見た目とは裏腹にちゃんと使える
RCZの魅力は、その独創的な見た目ばかりではありません。見るからに荷物の乗らない2シーターっぽいRCZですが、実は4人乗り! もちろん大人が余裕をもって乗ることは厳しいですが、お子さんが乗るには十分なスペースが確保されています。
さらにミッドシップっぽい見た目でありながら、エンジンはフロントに搭載。つまり、やや長めなリアセクションは、なんと広大なラゲッジスペースになっているのです。
お買い物やお迎えを楽しみたいママさんにおすすめ!
言わずもがな、狭いながらも後部座席があることはとても重要なポイント。狭いといって身長150センチ代の女性であれば問題なく座れますし、何てったってチャイルドシートもきちんと乗せることができます。
もちろん、広大なラゲッジスペースにたっぷり荷物を積むこともでき、見た目に似合わず、RCZは普段の足として十分実用的なのです。
ドヤポイント その3:全開率が高くとにかく運転が楽しいスポーツカー
今世の中には、300、400馬力なんていうハイパワーな車種がゴロゴロ存在します。そういったハイパワーの車も楽しいですが、普段の街中で考えれば、間違いなくアクセルを50%以上踏み込むことはありません。
その点、RCZには2種類のエンジンが用意されており、右ハンドルは156馬力、左ハンドルは200馬力で、おすすめは誰でもすんなり運転できる、156馬力の右ハンドルモデル。
残念ながら右ハンドルの場合はMTを選ぶことはできませんが、右ハンドルのATを選んでも、しっかりスポーティで軽快な走りが楽しめます。
スポーツカーを我慢してきたパパさんにおすすめ!
お子さんも荷物も乗せられ、さらに運転のしやすい右ハンドル。エンジン特性も扱いさすさを重視した味付けのため、運転があまり好きではない奥さんだって十分説得できるはず!
そんなRCZなら、ちょっと空いた時間にパパさんが一人でスポーツカーを楽しむことだってできちゃいます。
プジョー RCZを買うなら注意してほしいポイント
今回、プジョー RCZをご紹介するか迷いました。その理由はズバリどうしても故障率がやや高いということ。
「そりゃそうだ!」ということ声は聞こえてきそうですが、特にオイル漏れやラムダセンサー(O2センサー)をはじめとした電装系の故障はやっぱり多いという印象です。
もしRCZの購入をお考えであれば、ぜひ近所の専門店を見つけておくことをおすすめします。
また国産車に比べ、いわゆる“当たり・外れ”が極端な面もあり、とにかく購入前には、その個体の修理歴やメンテナンス歴をしっかり確認しましょう。
この2点を抑え、ちょっと手のかかる車だということを理解しておけば、RCZでしか味わえない世界を堪能できますよ。
車は夢を与える存在であってほしい
今回ご紹介したRCZは、一般的な乗用車と同じような感覚、さらに200万円以下という予算で、特別な時間を過ごすことができる数少ない1台。車は生活の足であるだけじゃなく、ある時は夢を実現させる目標になり、心の奥からワクワクやドキドキを湧き立たせてくれる存在です。
自粛自粛で下を向きがちな今だからこそ、乗りたい車に乗る楽しさを想像してみてはいかがでしょうか。
[筆者:増田 真吾]
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