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お買い得なのはどれ? 人気コンパクトカー「新型ヤリス/新型フィット」グレード別比較

MōTA / 2020年5月17日 14時0分

ヤリスvsフィット

2020年4月の乗用車販売台数では、同年2月に登場した「トヨタ 新型ヤリス」がトップとなり、同時期にフルモデルチェンジを果たした「ホンダ 新型フィット」が2位と、ヤリスの後に続くという状況だ。そんな中、どちらを選ぶが迷っている人も多いのではないだろうか。 当記事ではヤリスとフィットを「1.外装・内装デザイン編」「2.居住性・乗り心地 編」「3.走行性・安全&快適装備 編」「4.「&総合評価 編」の4回に分けて比較していく。

ヤリスvsフィット

人気コンパクトカー「ヤリス」と「フィット」を比較

トヨタ 新型ヤリス,  ホンダ 新型フィット

トヨタ 新型ヤリス,  ホンダ 新型フィット

今回はヤリスとフィットの「グレード」にフォーカスし、新型コンパクトカーの「ヤリス」と「フィット」どのグレードがお買い得なのかチェックしていこう。

コンパクトカーの購入を検討している人や、両車を見比べたいという人は要チェックだ!

グレード構成・価格を比較

トヨタ 新型ヤリスのグレード構成

左:ヤリス「Z」/右:ヤリス「HYBRID G」

ヤリスは従来のトヨタ車と同じく、上から「Z」、「G」、「X」というグレードが用意され、それぞれにハイブリッドとガソリンが用意されるという形になる(1リッターモデルは「G」、「X」、「X “Bパッケージ”」となる)。

ホンダ 新型フィットのグレード構成

フィットはシンプルな「BASIC」、装備充実の「HOME」、上級装備の「LUXE」に加え、軽快でアクティブな印象の「NESS」、SUVテイストを加えた「CROSSTAR」の5グレードで、やはりこちらもそれぞれにハイブリッドとガソリンが用意されている。

ヤリスvsフィット ハイブリッドモデル比較

ヤリス「HYBRID G」,フィット「e:HEV LUXE」

ヤリス「HYBRID G」,フィット「e:HEV LUXE」

ハイブリッドのベーシックなグレード同士で比較すると、ヤリス「HYBRID X」が199万8000円に対し、フィット「e:HEV BASIC」が199万7600円と若干安くなる。しかし、上級グレードとなるとヤリス「HYBRID Z」が229万5000円に対し、フィット「e:HEV LUXE」が232万7600円と逆転する。

フィットe:HEV LUXE

ただしフィットe:HEV LUXEには本革シートが標準で備わるなど、装備に差異があるので一概にフィットが高いとも言えないところだ。

ヤリスvsフィット ガゾリンモデル比較

ガソリンモデルになると、ヤリスのX(1.5リッター)が159万8000円に対し、フィットBASICが155万7600円とやはりフィットの方が安い。

しかし上級グレードのヤリスGとフィットLUXEでは、ヤリスが192万6000円に対しフィットが197万7800円と逆転する。ただし、フィットは1.3リッターエンジンとなることをお忘れなく。

標準装備される内容が異なるため、判断が難しいところではあるが、ハイブリッドモデルであればフィット、ガソリンモデルであればヤリスの方が買い得感が強いのではないだろうか(安さの1リッターモデルも用意されている)。

総合評価

トヨタ 新型ヤリス,ホンダ 新型フィット

トヨタ 新型ヤリス,ホンダ 新型フィット

「外装・内装デザイン 編」/「走行性・安全&快適装備 編」/「走行性・安全&快適装備 編」そして「グレード構成・価格 編」と4つに分けてお送りしてきた両車比較。

カテゴリーは同一ながら、実はキャラクターに違いがあるということがお分かりいただけただろう。どちらもメーカーを代表するコンパクトカーとあって、力の入れ具合はヒシヒシと感じられるような仕上がりになっていた。

従来のイメージであれば、真面目さが売りのトヨタに対し、スポーティさが魅力のホンダという図式だったと思うが、ことヤリスとフィットに関してはこの図式が逆転してしまっているように思えた。

実際にWRCにチャレンジしているヤリスの血を受け継ぐGRヤリスやワンメイクレースのベースとなる6速MTを用意するヤリス。

ホンダ フィット NESS, ホンダ フィット CROSSTAR

ホンダ フィット NESS, ホンダ フィット CROSSTAR

対して、“RS”といったスポーティグレードを廃し、カジュアルなNESSやアウトドアスタイルのCROSSTARなど、幅広いラインナップを用意するフィットという形になっている。

クルマの仕上がりとしては甲乙つけがたい両車ではあるが、日常に寄り添ったベーシックなコンパクトカーという観点でみるとフィットの方が多くのユーザーに愛されるモデルになっているように感じた。

[筆者:小鮒 康一]

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