あなたの憧れの1台は? 一度はこれで出勤してみたいスーパーカー4選
MōTA / 2020年5月24日 9時0分
はっと目を見張るような流麗なフォルムのスポーツカー。屈強なボディでどこにでも行けそうなSUV。それともオシャレで可愛らしいコンパクトなモデル。燃費や車格、維持費など現実問題は一旦置いておいて、誰しも1度は自分の憧れのクルマを思い描いたことでしょう。そしてそれを誇りたいなんてことも…。今回はそんな、一度は乗って出勤してみたいスーパーカーをお届けします。 あなたの好きなクルマは何ですか? 昔から憧れていた1台はありますか?
キング・オブ・スーパーカー│ランボルギーニ カウンタック
アラフォーから上の世代のクルマ好きであれば、誰しもがその名を知っていると言っても過言ではない高い知名度を誇る車種、ランボルギーニ カウンタック。スーパーカーブームの頂点に立つ存在だった同車については、当時何も見ずともスペックを言うことができる子どもを量産したのでした。
そんなカウンタックは、ガルウイング(正確にはシザーズドア)のおかげで、ドアが上に開くクルマ=スーパーカーという図式を多くの子どもに叩き込んだ名車でした。
公称300km/hという最高速が実際に出ないという事実があったとしても、あの頃の少年にとっては今でもスーパーカーの頂点と言えばカウンタックではないでしょうか?
日本のバブル期を象徴するスーパーカー│フェラーリ テスタロッサ
1984年に製造が開始され、1992年まで販売されていたフェラーリ テスタロッサ。イタリア語で「赤い頭」の意味を持つ「テスタロッサ」の車名通り、エンジンのカムカバーが赤く塗られています。フェラーリのフラッグシップを引き継いだテスタロッサは、これまでの数字とアルファベットで示される車種名ではないこともさらに特徴のひとつ。リア寄りのミッドシップに搭載されるエンジンは、180度の12気筒エンジンで、最高出力は390馬力(日本仕様は380馬力)を発生させ、組み合わさせる5速MTで操ります。
ワイド・アンド・ローという表現がピッタリで、地を這うようなプロポーションは、シンプルな造形ながらフェラーリらしい美学を感じさせます。その造形美は、今の時代でも全く色あせていませんよね。
あのタイムマシン!? デロリアン DMC-12
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのタイムマシンとしても有名なデロリアン。ちなみにデロリアンは車名ではなくメーカー名で、正式な車名はDMC-12。メーカー的にはデトロイトに本社を構えるアメリカ車ですが、実際に生産していたのはイギリスの工場と複雑な生まれのクルマです。実はスーパーカー然としたルックスに対して、搭載されたV6エンジンは2849ccで135PSと実用エンジンで、最高速度は209km/hというもの。にもかかわらず25,000ドルという当時のレートで1500万円オーバーという高価格だったことで、8500台ほどが生産されるに留まっています。
因みに、ステンレス製ボディとして知られる同車ですが、すべてがステンレス製ではなくFRPにステンレスパネルを貼り付けているだけなのでした。
それでもなお、バック・トゥ・ザ・フューチャーの絶大な効果も相まって、スペックは二の次にその前衛的なスタイリングからは否が応でもワクワクする未来感を抱きますよね。
ジャパニーズ スーパーカー│ホンダ NSX(初代)
ホンダF1の黄金時代に「世界に通用するHondaの顔を持ちたい」という願いから、フラッグシップスーパーカーとして1990年に誕生した初代NSX。世界初のオールアルミニウムボディを採用し、車両重量はわずか1350kg(MT仕様)。開発には、伝説のF1ドライバー アイルトン・セナ氏や中島悟氏が携わっています。全長4,430mm×全幅1,810mm×全高1,170mmの低くワイドなボディ、V6 3000cc DOHC VTECエンジンをミッドシップに搭載してデビューした初代NSXは、サイズだけ見ると現在のCセグメントモデルと同じですが、全高が低くボンネットの位置がタイヤハウス分ほどしかないためにサイズ以上にワイドに見えます。また、リトラクタブルヘッドライトを採用していることもデビュー当時の特徴です。
デビューから2年後の1992年には、エンジンの精度を高め、約120kgの軽量化をした「タイプR」がデビュー。ホンダとして初めての「タイプR」誕生とタイプR専用の赤エンブレムが装着されました。
元祖国産スーパーカーの初代NSX。今の時代においてもそのフォルムは注目度半端ない1台です。
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