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狭くたって壊れたってなんか憎めない♪みんなに愛されるローバー(クラシック) ミニ【MOTA写真館】

MōTA / 2020年5月28日 9時40分

クラシック ミニ

1959年から2000年までの41年間、フルモデルチェンジされることなく生産され続けた人気の輸入車コンパクトカーといえば、ローバーミニである。経済的な4人乗り小型車として開発されたローバーミニは、長い歴史の中で様々な形の派生車種へと発展。現在では、レトロな車のデザインモチーフとして使われることもある。

クラシック ミニ

人気レトロカーの意外な誕生秘話

1956年、スエズ動乱が中東で勃発し、国際的に石油価格が高騰。中東の油田依存率が高かった西ヨーロッパ諸国は、オイルショックに陥った。

そんな、1000ccクラスの乗用車をまともに所有できないほど、危機的な状況になった当時、2~3人乗りのバブルカーと呼ばれる超小型車(BMW イセッタなど)への乗り換えが流行する

そこでBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)は、横置きエンジン前輪駆動を採用した、経済的な4人乗り小型車ローバー ミニ(クラシック ミニ)を開発。後に人気となるコンパクトカーは、オイルショックがあったからこそ誕生したという背景を背負っている。

デビュー当初のボディは2ドアのみであったが、スポーティーなクーパーやクーパーS、クラブマン、カントリーマンなどの派生車種が誕生。日常のドライブだけではなく、映画やドラマ、モータースポーツなど幅広いシーンで活躍した。

ローバーミニの特徴

ローバーミニの特徴といえば、丸形のヘッドライト、横格子状メッキグリル、前後にメッキバンパーを備えたクラシックなでデザインだ。

また、現在の軽自動車よりも小さいサイズでありながら、大人4人が乗れるスペースを確保するため、当時としてはかなり画期的なパッケージングが用いられている。そのうち代表的な例では、エンジンやミッションといったパワートレイン。通常エンジンとトランスミッションは、横(まもしくは縦)方向に配置されるが、ミニのエンジンとトランスミッションは上下に重ねた2階建構造になっている。

スペックや価格

■サイズ:全長×全幅×全高=3,051mm×1,410mm×1,346mm

■エンジン:直列4気筒 OHV

■トランスミッション:4速AT/4速MT

■駆動方式:前輪駆動

■製造期間:1959年~2000年

■価格:144万円~359万円(1991年式)

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