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ウィリーしそうな爆加速が迫力満点!「シーマ現象」を起こした初代 日産 シーマ【MOTA写真館】

MōTA / 2020年5月31日 10時0分

日産 シーマ(初代) タイプIIリミテッド(1988年式)

1988年にデビューした初代 日産 シーマは、全幅1,770mmの3ナンバーサイズのパーソナル高級セダン。ハイソカーブームやバブル経済の後押しにより、デビュー1年目で3万6400台が売れ爆発的なヒットを記録する。高級志向の高まりや高額な物を購入する現象は「シーマ現象」と呼ばれ、活気溢れていた日本経済を象徴する車種となった。

日産 シーマ(初代) タイプIIリミテッド(1988年式)

初代 シーマのライバルはクラウンではなくソアラ

初代 日産 シーマは、伸びやかで直線的なボディラインに横長のヘッドライトとテールライトを備え、落ち着き感とワイド&ローなスタイルが特徴。インテリアは横方向への伸びを強調した造形により、上質感を演出しつつ開放的な視界を確保している。

搭載されるエンジンはV型6気筒 3.0L DOHCを基本にして、200馬力を発生させる自然吸気と255馬力を発生させるターボエンジンの2種類を用意。エアサスペンションによる快適な乗り心地とスポーティーなドライブフィールは、高級車の側面とスポーツカーの側面を持ち合わせている。

そんな日産らしい尖ったキャラクター設定からもわかるように、ライバルはパーソナル高級車として名高いトヨタ クラウンではなく、高級グランドツーリングカーとして知られるトヨタ ソアラだった。

コンセプトとタイミングがバッチリで大ヒット

バブル景気で活気溢れていた日本経済は、価値観が高級志向へと変化している最中。さらに、自動車税がナンバー区分から排気量へと変わったことも影響し、3ナンバー車が注目されていた。このタイミングを逃さなかった初代 シーマは、発売1年目で3万6400台を販売し、1988年から1991年までの4年間で、販売台数12万9000台を記録するヒットモデルとなったのだ。

スペックや価格

■全長×全幅×全高:4,890mm×1,770mm×1,380mm(1989年式 タイプII)

■エンジン

・V型6気筒 3.0L DOHC VG30DET型(自然吸気・200馬力)

・V型6気筒 3.0L DOHC VG30DE型(ターボ・255馬力)

■トランスミッション:4速AT

■駆動方式:FR

■販売期間:1988年~1991年

■価格:374万円~471万5000円(1989年式)

▼これまでご紹介した名車はコチラ!▼

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