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日本最後の2ストエンジン搭載!実は歴代最強?スズキ ジムニー SJ30【MOTA写真館】

MōTA / 2020年6月4日 9時40分

スズキ ジムニー(SJ30)

1981年に初めてのフルモデルチェンジを実施したスズキジムニー。2代目 SJ30型にフルモデルチェンジした当時、排出ガス規制により、ほとんどの軽自動車が4サイクルエンジンへ変わっていくなか、ジムニー SJ30は悪路での低速トルクを重視して2サイクルエンジンを搭載し続けた。

スズキ ジムニー(SJ30)

ジムニーらしい走りを実現する2サイクルエンジン

ジムニーらしい走破性を維持するため、2サイクルエンジン、通称、2ストを搭載している2代目 SJ30型。2サイクルエンジンならではの低速での力強さは、今でも支持されている。

1980年頃、ほぼ全て軽乗用車が4サイクルエンジンへ移行している中、ジムニー SJ30型は生産が終了するまで2サイクルエンジンを搭載し続けた。

ちなみに、1987年に生産を終えたジムニー SJ30型が、クランクケース圧縮型2サイクルエンジン搭載した日本最後の四輪自動車である。

2代目で現在のジムニーとほぼ同じ見た目になった

一方、デザインや乗り心地は大きな進化を遂げた。独立のフロントフェンダーを廃止し、乗用車らしい内外装を纏い、乗り心地も乗用を意識したセッティングにしている。オンロード・オフロード性能を両立させた結果、より広いユーザーに受け入れられた。

4ストと2ストのエンジンスペック比較

ここで、ジムニー SJ30型と同時期に販売されていた、4サイクルエンジンと2サイクルエンジンのスペックを比較してみよう。

【4サイクル F5A型】

最高出力:31馬力/6000rpm

最大トルク:4.2kgm/4000rpm

(スズキ フロンテSS30/40型 エンジンスペック)

【2サイクル LJ50型】

最高出力:28馬力/4500rpm

最大トルク:5.4kgm/2500rpm

(スズキ ジムニー SJ30型 エンジンスペック)

最高出力こそ4サイクルエンジンの方が高いものの、最大トルクは2サイクルの方が太く、低回転から発生していることがわかる。

スペック

■サイズ:全長×全幅×全高=3,195mm×1,395mm×1,690mm

■エンジン:LJ50型 水冷2サイクル 直列3気筒 539cc

■トランスミッション:4速MT

■駆動方式:パートタイム4WD

■販売期間:1981年~1987年

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