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とりあえずモテる!そしてとにかく速いSUVの元祖!ポルシェ カイエン【MOTA写真館】

MōTA / 2020年6月7日 10時0分

ポルシェカイエン(初代)

2002年に発表されたポルシェ カイエンは、自動車業界に衝撃を与えた。911に代表されるドイツのスポーツカーメーカーがクロスオーバーSUVをリリースしたからだ。後にスポーツカーメーカーや各自動車メーカーがハイパフォーマンスSUVを世に送り出すきっかけとなったポルシェ カイエンを詳しく見ていこう。

ポルシェカイエン(初代)

SUVの皮を被ったスポーツカー カイエン

ポルシェ カイエンは、「カイエンS」と「カイエンターボ」の2グレードをラインナップして2002年にデビュー。

搭載されるエンジンは4.5L V型8気筒で、「カイエンS」に最高出力340馬力・最大トルク42.8kgmの自然吸気エンジン、「カイエンターボ」に最高出力450馬力・最大トルク63.2kgmのターボエンジンを搭載している。

トランスミッションは、6速MTまたは6速ティプトロニック(AT)が組み合わされた。

ポルシェだと主張するデザインと走り

SUVのスタイルとはいえ、外装や内装はポルシェそのもの。面で構成されるボディパネル、質感が高く高級感あるインテリアは、一目でポルシェだと感じさせてくれる。

また、走りの面においては、ポルシェ曰く「新しいかたちのスポーツカー」を具現化。スポーツカーらしいハンドリングと砂漠の中を250km/h以上で走行できるSUVらしい走破性を身につけ、オンロード・オフロード問わず高いパフォーマンスを発揮する。

ラインナップの拡大

デビューの翌年2003年には、ベースグレードとなる3.2L 鋭角V型6気筒エンジン搭載の「カイエン」をリリースし、ラインナップを拡大。

初代後期の2007年には「カイエンGTS」、2008年には「カイエンターボS」を世に送り出し、幅広い展開をするとともにポルシェの主力車種になっていった。

衝撃デビュー後のカイエン

2010年にフルモデルチェンジし、2代目へバトンタッチ。2011年にポルシェ初のハイブリッドカー「カイエンS ハイブリッド」がデビューする。

2018年には3代目へフルモデルチェンジ。2019年に新たなバリエーションとなるカイエンクーペが登場した。

ポルシェの新たな歴史を切り開き続け、ハイパフォーマンスSUVの流行を生むきっかけを作ったモデルがポルシェ カイエンといえるだろう。

スペックや価格

■全長×全幅×全高:4,782mm×1,950mm×1,700mm

■エンジン

・狭角V型6気筒 3,188cc 250馬力

・V型8気筒 4,511cc 340馬力

・V型8気筒ターボ 4,511cc 450馬力

■トランスミッション:6速AT/6速MT

■駆動方式:四輪駆動

■価格:599万円~1250万円

(※スペックや価格は初代 カイエン2003年式の数値)

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