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元整備士イチオシ! パパ・ママ友に200万円台で“ドヤれる外車”【ダディ×マミー】

MōTA / 2020年6月10日 14時0分

BMW X3(F25型) xDrive20d ブルーパフォーマンス

毎週連載している“ドヤれる外車”ですが、ドヤるというと、どうしても銭ゲバ感があります。 しかし所有していることを心の中でだけでも自慢ができる車は、裏を返せば自分自身が満足しているということ。 車は安い買い物ではないため、少しでも満足を得られる車を買いたいものですので、これから車の購入を考えている方は、一つの参考として楽しんでいただけたら嬉しいです。

BMW X3(F25型) xDrive20d ブルーパフォーマンス

日本でも使いやすいプレミアムSAV

今回ご紹介するBMW X3(F25型)は、X5を兄貴分に持つミドルクラスSAV(BMWではSUVではなくSAV“スポーツアックティビティヴィークル”と言います)。

初代のE83型の後を継いでフルモデルチェンジされたのが2010年で、日本には2012年に導入されました。

ボディサイズは先代よりも大型化され、全長4655mm、全幅1880mm~1900mmと堂々とした存在感のある出で立ち。

また全高1675mmという高さは、同クラスのSUVと比較すると低めで、SAVらしいスポーティなスタイルに仕上がっています。

BMW X3のドヤポイントは2つ

ドヤポイント その1:実用性の高いディーゼルモデルが狙いやすい

F25型X3の中で、よりコスパが良いのは2リッターディーゼルエンジンを搭載した「20d」。

もちろん予算が許すのであれば直列6気筒モデルが魅力的ですが、実用性と経済性の両方を望むのであれば、ディーゼルエンジン搭載がおすすめです。

また当然のことながら、ディーゼルエンジンであってBMWらしい優れた重量配分は健在で、高速道路の車線変更でも大きく車が横揺れすることなく、安定感のあるハンドリングを体感できます。

家族想いで車好きのパパさんにおすすめ!

X3 20dに搭載される直列4気筒ディーゼルターボエンジンは、最高出力184馬力、最大トルク380Nmを発生。

最高出力だけを見れば特筆するほどではありませんが、380Nmという最大トルクはかなり魅力的です。

少々雑な括りで言えば、馬力は最高速、トルクは加速に影響します。

つまり一般道の速度域では、最高出力よりも最大トルクが重要。

また燃料はハイオクよりも、1リッターあたり30円以上安い軽油のためお財布にもかなり優しいのもうれしいポイントです。

ドヤポイント その2:予算内で最終型が狙える

F25型X3の新車販売価格は、グレードにより幅はありますが、おすすめしている20dは600万円を超えてきます。600万円超えとなれば、私たち庶民からすればかなりの高級車です。

ところが、中古車であれば250万円以下で十分狙うことができ、300万円以内なら最終モデルの2017年式も射程範囲になります。

また走行距離も数万kmの個体が多く適切なメンテナンスさえ心がければ、購入後も長く乗ることができます。

安心して中古車を購入したいママさんにおすすめ!

国産車外車問わず、中古車を購入する上でもっとも心配になるのが購入後の故障です。

であるならば、年式は新しく、走行距離は少ないに越したことはありません。またF25型の最終モデルを狙えるため、まさしく安心して購入できる中古車なのです。

BMW X3を買うなら注意してほしいポイント

経済的かつ加速性能に優れたディーゼルで、さらに高年式が狙えるF25型X3ですが、当然中古車である以上、新車と比べれば購入後の修理費というリスクは付きまといます。

また外車は国産車に比べ部品代や工賃が割高であることは否めません。

これは整備士としての経験から言えば、BMWはX3に限らずエンジンオイルや冷却水の漏れが多い印象はあります。

もちろん、かなりの個体差があるため一概には言えませんが、中古車の場合は油脂類の漏れを確認すると安心です。

またせっかく高年式が狙えるのであれば、保証付きの中古車を狙いましょう。複数年の長期保証の場合は有償になる可能性はありますが、最長の保証に入ることがおすすめです。

ただ高級車だからではなく一度は乗る価値がある

BMWをはじめとした欧州車でオイル漏れが多いのは、もともとの設計思想が違うためであり、水漏れしやすいのは、再生可能な素材を多く使用していることも一部影響しています。

ですがBMWはドイツプレミアムカーご三家の一角であり、見た目だけでなく乗り味もプレミアム。

レールの上を走っているかのようなビシッとした直進安定性や、車が自分の意志を先読みしているかのような一体感のある乗り味は、BMWでなければ味わえない感覚です。

もしこれまで一度もBMWに乗ったことがないのであれば、次の購入候補に加えてみてはいかがでしょうか。

[筆者:増田 真吾]

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