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SUVでエアロ+ローダウン!? 当初は否定派も…トヨタ ハリアーはエアロSUVの先駆者でもあった

MōTA / 2020年6月10日 16時30分

トヨタ 初代ハリアー「ハリアー エアロツアラーII」[トヨタモデリスタ・1999年10月発表]

トヨタのカスタマイズ部門、MODELLISTA(モデリスタ)ことトヨタモデリスタインターナショナル(現・トヨタカスタマイジング&ディベロップメント)は、1997年にデビューした初代ハリアーの時代から積極的にカスタムモデルを送り出してきました。その代表格は「ハリアー ザガート」ですが、今回はそれ以外にもあった様々なカスタムコンプリートカーをご紹介! >>

トヨタ 初代ハリアー「ハリアー エアロツアラー」[トヨタモデリスタ・1998年10月発表]

モデリスタが手がけた初代ハリアーカスタムの歴史を振り返る

衝撃的だった“HARRIER ZAGATO”(ハリアー ザガート)[1998年]

1997年12月、のちに世界的なブームを巻き起こしたプレミアムSUV市場を最初に開拓したトヨタ ハリアーですが、その先取的な取り組みはこんなところにも現れていました。エアロ+ローダウンのカスタムコンプリートカーをデビュー早々に販売したのです。

その第一弾は、イタリアの名門カロッツェリア、ザガート社(SZデザイン社)とコラボし1998年5月に200台限定で発売した“HARRIER ZAGATO”(ハリアー ザガート)でした。

エアロカスタムの先駆け!「ハリアー エアロツアラー」[1998年]

「ハリアー エアロツアラー」[1998年]

そしてハリアー・ザガートの衝撃も冷めやらぬ1998年10月に登場したのが、ハリアー エアロツアラーです。

前後スポイラーや専用カラードグリル、TRD製ローダウンサス&ショック、さらに専用スポーツシートも備わるなど、カスタムの手は多岐に渡ります。当時の価格で263万5千円から317万5千円でした。

15mmのローダウンサスとエアロを組み合わせたエアロツアラーが、全国のトヨペット店とビスタ店で普通に買うことが出来たのは、当時としてはなかなか凄いこと。

「SUVなのにローダウンでエアロ!?」と当初は否定的な反応もあったようですが、実際には好調な販売実績をあげています。

そんな訳で今回は、モデリスタが生み出した初代ハリアーのエアロカスタム車を一挙にご紹介!

北米カスタムメーカーと共同開発!「ハリアー XENON(ゼノン)」[1999年]

「ハリアー XENON(ゼノン)」[1999年]はアメリカのボディパーツメーカー「XENON」と共同開発された専用エアロキットの名称。フロントハーフスポイラー、リアアンダースポイラー、サイドステップ、フロントグリルのセットで277000円(1999年当時)。新車装着だけでなく、既販車にも取り付け対応が出来るようになっていました。

このほか、XENON製ローダウンスプリングやスポーツマフラー、クロームシルバー仕上げのCalifornia Custom USA製アルミホイールなど専用オプションが多数用意されていたハリアー XENON。欧州志向のエアロツアラーとは対極のアメリカンな雰囲気が魅力です。

「ハリアー エアロツアラーII」[1998年]

好評につき第二弾として登場した「ハリアー エアロツアラーII」[1998年]。エアロと15mmローダウンはそのまま継承。さらにスポーティ志向を強め、専用パンチングリルを採用し、ハリアーマークをシルバーに変えたりと、細部まで改良されています。オプションリストにはフジツボ製スポーツマフラーの名もありました。ハリアー エアロツアラーIIの価格は263万5千円から317万5千円で、最初のエアロツアラーと据え置きでした。

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