「R32GT-R」に「RX-7(FD)」、「80スープラ」まで! 今だからこれに乗ってストレス発散したいスポーツカー3選
MōTA / 2020年6月12日 9時0分
はっと目を見張るような流麗なフォルムのスポーツカー。屈強なボディでどこにでも行けそうなSUV。それともオシャレで可愛らしいコンパクトなモデル。最新モデルから懐かしの名車まで。燃費や車格、維持費など現実問題は一旦置いておいて、誰しも1度は自分の憧れのクルマを思い描いたことでしょう。そしてそれを自慢したいなんてことも…。 今回はそんな、今だからこれに乗ってストレス発散したいスポーツカー3選を紹介していきます。あなたの好きなクルマは何ですか? 昔から憧れていた1台はありますか?
日産 R32スカイラインGT-R(1989年-1994年)
直列6気筒2568cc 4バルブ DOHCにツインターボを装着したRB26DETT型エンジンを搭載。FRベースながら、高度な電子制御により4輪に自在に駆動力を配分できる4輪駆動システム(アテーサE-TS)を備え、当時行われていたツーリングカーレース「グループA」では4年間で行われた29戦で29連勝という金字塔を樹立しました。
R32はスペック上では280馬力となっていますが、実際にはレース仕様の600馬力を想定して開発されました。
さらに、その後のマイナーチェンジでは、Vスペック(1993年)、VスペックII(1994年)が登場。フロントヘビーな弱点を補うため、前後輪のブレーキローターをそれぞれ大型化。ブレンボ製のベンチレーテッドディスクブレーキを装備していました。
車としての完成度が高く、名機として今でも評価の高いRB26エンジンの誕生など、R32GT-Rは、スカイラインの歴史のみならず、日本の自動車史に残る1台と言えます。
マツダ RX-7 FD3S型(1991年-2003年)
リアハッチを持つ3ドアファストバックのパッケージングを継承しているものの、エクステリアやインテリアの造形は、流れるような美しい造形へと変化。
RX-7のアイコンでもあるリトラクタブルヘッドライトは生産が終了する2003年まで貫かれ、日本車として最後のリトラクタブルヘッドライトを装着したモデルとなりました。
景気が良かったバブル期に開発・設計がされていたことから、贅沢なメカニズムや装備が与えられているのも3代目 FD3S型 RX-7の特徴。四輪ダブルウィッシュボーンサスペンション、ドライバーが主体のコックピットなど、走りへの情熱を感じられるメカニズムは多数あるが、やはりFD3S型 RX-7の魅力は、ツインターボ化されたロータリーエンジンです。
654ccの排気量を持つローターを2機直列に配置された13B-REW型ツインターボロータリーエンジンは、デビュー時点で255馬力を発生、後期型のMT仕様では280馬力までパワーが引き上げられました。
並みいるライバルたちがハイパワーエンジンにハイグリップタイヤといった、言わば“チカラわざ”で速さを求めていたのに対し、RX-7 FD3S型は、軽量なハンドリングマシンであることを追求。その結果、市販車としては他に類を見ない程、研ぎ澄まされたシャープなハンドリングを備えたピュアスポーツカーとして、約12年という長期間に渡って製造され続けました。
トヨタ スープラ A80型(1993年-2002年)
80スープラはトヨタスポーツカーのフラッグシップとして開発され、基本性能に徹底してこだわり、ドイツ・ニュルブルクリンクで鍛えられました。
当時市販車では数少ない6速MTを採用。米国ではNA(220馬力)とツインターボ(320馬力)の2種が発売され、0-100km/hはそれぞれ6.8秒、4.6秒をマーク。
その完成度は高く、ハイパワーのFRながらもコントロール性の高さは今でも通用するレベルで、現在もトヨタの社内訓練車として活用中。モータースポーツの世界でも活躍し、全日本GT選手権/スーパーGTでは4度のチャンピオンに輝いています。
また、映画「ワイルド/スピード」によって米国を中心に爆発的人気を獲得してから、アメリカではいまも非常に高い人気の1台。そのため、右ハンドル仕様のスープラをわざわざ日本から輸入して乗る、究極の日本車ファンも少なからず存在します。「25年ルール」(製造から25年経過した車は右ハンドル車でも米国内の走行が可能)の適用により、1993年製造のA80であれば、2018年から、米国内での走行も解禁となっています。
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