25年のミニバンが未だ200万円! アウトドアブームで超人気だったボンゴフレンディの今【知らない間に高騰してるクルマたち】
MōTA / 2020年6月13日 8時0分
往年のスカイラインGT-Rなど、未だに中古車市場で高値で取引されているのは納得できる。だが、発売当時それほど人気もなかったクセに知らない間に価値が上がるクルマも稀にあるのだ。と、今回は知らない間にプレミアがついたある意味名車を5回に渡ってご紹介! 初回はマツダ ボンゴフレンディだ。
真四角ボディで運転もしやすかった
今の値段に触れる前に、簡単にマツダ ボンゴフレンディを簡単にご紹介。ご覧の通り、フロントノーズは超短く、エンジンはフロントシートの下に積むFR車に近い構造と、今となっては珍しいタイプのミニバンであった。超スクエアなボディのため大きく見えるが、こちらは5ナンバーサイズ。エンジンの位置を除けば、現在のノア三兄弟、セレナ、ステップワゴンに近いミニバンである。
屋根に秘密があった!
クルマの性能としては特質すべき点はほぼないが、ボンゴフレンディの人気はオートフリートップと呼ばれるルーフに人気があったのだ。オートフリートップは車内からアクセスでき、就寝スペースなどとしてはもちろん、オートフリートップをオープンにすると室内高が高くなるので着替えにも便利だった。
さらにボンゴフレンディの登場初期はオートキャンプもブームとなっていたのも追い風となり、販売もまずまず好調だった。新車当時とたった60万円の差
現存するボンゴフレンディはオートフリートップ付がほとんど。2000年式以降で走行10万km以下だと、中古車価格は70〜200万円近くだ。新車価格がそれぞれ2WDで2リッターNAが約230万円、2.5リッターNAが約260万円と意外に安かったのも考えると、やはり高い。海外勢は今もカタログモデルとして販売中
オートフリートップ付のボンゴフレンディの中古車が意外に高いのは、キャンピングカー業界でのポッポアップテント人気や、新車でもメルセデス・ベンツ Vクラスにマルコポーロホライゾンというポップアップテント付があることとも無関係ではなさそうだ。【筆者:永田 恵一】
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