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スバル360がハイブリッドで現代に? 見た目も超可愛かったエルテン 【結局売らなかったクルマたち】

MōTA / 2020年6月17日 9時30分

スバル エルテン

出る出るとウワサされ、ファンが発売を心待ちにしているにも関わらず、結局市販化されなかったクルマはゴマンとある。そんな不遇なクルマたちを振り返りながら、一体どんなクルマだったのか? その技術は今のクルマに生かされているのか? といった気になることを深掘り!今回はスバル エルテン。

スバル エルテン

名車がハイブリッドになって復活! 完成度も高かったのに…

前身の中島飛行機のエンジニアが中心となって、1958年にデビューしたスバル360。当時高嶺の花であった自動車であったが、庶民にも買いやすい値段、家族4人が乗れるといった魅力的なパッケージングで一躍人気者に

1997年の東京モーターショーにスバルが出展したエルテンは、かつて“てんとう虫”と呼ばれた名車スバル360をモチーフにしたハイブリッドカーだ。

簡単にスバル360を振り返ると、自動車黎明期に日本の大衆に移動の自由を提供するなどし、日本自動車史に残るモデルだ。

変わったドアに注目! かなり凝ったデザインだった

とにかくスバル360ソックリなデザインで当時話題となったエルテン 。一見普通に見えるが、ドアに特徴があった。右側は1枚、左側は2枚と左右非対称のデザインを採用

エルテンはRR(リヤエンジン・リヤドライブ)だったスバル360とは正反対のFFモデルで、スバル360の雰囲気をよく再現したスタイルなどから当時大きな話題を呼んだ。ドアは右側が前のみ、左側は2枚となる変則的な4ドアとした点もユニークだった。

今売っても通用する魅力的な内容

スバルが軽自動車市場から撤退する前のため、エンジンはもちろんスバル製。それにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルであった

エルテンのパワートレーンは660ccの4気筒エンジンにCVTを組み合わせた1モーターハイブリッドで、駆動方式は4WD。

駆動用バッテリーに加え放電性能に優れるキャパシタまで備えるという、現代でも通用しそうな内容であった。エルテンは先進的な技術を持つという点でも、軽量化のため自動車黎明期には珍しかったモノコックボディに樹脂製ルーフやアクリル製リアウィンドウを採用したスバル360のよき伝統を受け継いでいたのだ。

2連続でモーターショーに登場も、販売せず

プレオをベースに少し大きく進化したエルテンカスタム。モーターショーに2回連続で出品されたことから販売するかに思えたが……

そんなコンセプトカーだっただけにエルテンは大好評だった。しかし、翌1999年の東京モーターショーでプレオをベースにしたエルテンカスタムに進化したものの、ハイブリッドのコストが原因だったのか市販化には至らず、ガッカリしたファンは多かったのだ。

超注目されたのに……結局売らなかったクルマたちはコチラ▼

【筆者:永田 恵一】

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