70スープラに180SX、GTOまで! あの頃憧れたリトラクタブル・ヘッドライト車3選
MōTA / 2020年6月20日 8時21分
はっと目を見張るような流麗なフォルムのスポーツカー。屈強なボディでどこにでも行けそうなSUV。それともオシャレで可愛らしいコンパクトなモデル。最新モデルから懐かしの名車まで。燃費や車格、維持費など現実問題は一旦置いておいて、誰しも1度は自分の憧れのクルマを思い描いたことでしょう。そしてそれを自慢したいなんてことも…。今回はそんな、あの頃憧れたリトラクタブル・ヘッドライト車3選をお届けします。 あなたの好きなクルマは何ですか? 昔から憧れていた1台はありますか?
トヨタ スープラ A70型(1986年-1993年)
発売当時のキャッチコピーは「TOYOTA 3000GT」で、1960年代の名車トヨタ 2000GTをイメージしていました。直線基調のデザインで、トヨタ 2000GTと同じくリトラクタブル・ヘッドライトを採用した外観に、その謳い文句通りの最高性能が盛り込まれた70スープラは、当時トヨタが持つ技術の最先端を盛り込んだ“スポーツカー”の1台でした。
70スープラは、先代に比べて飛躍的にパフォーマンスがアップし、トップグレードの3.0GTターボには7M-GTE型直列6気筒ツインカム24バルブインタークーラー付ターボを搭載。当時最高クラスのパワーを実現し、最高出力は230馬力、0-100km/hは6.4秒、最高速度は232km/hを発揮しました。
日産 180SX(1989年-1999年)
北米市場向けだった240SX(シルビア)をベースに、足まわりを180SX用に再セッティングし日本市場用に仕立てられているのも180SXならではのポイント。4速ATと5速MTをラインナップしていましたが、販売された9割以上がMTであったことからも運転好きに好まれていたことがわかります。
1991年には、大幅な改良が実施され中期型へアップデート。2000ccのSRエンジンを搭載し、よりスポーティーな走りを手に入れました。四輪操舵システムであるSUPER HICASの進化、上級モデルにはデジタル表示のオートエアコンが装備され、スポーティーさと快適性を両立させています。
その後、1996年に改良され後期型となり、丸型4灯のリアコンビネーションランプや大型のリアスポイラー、リアブレーキ容量のアップ、アルミホイールのデザイン変更などを実施しましたが、1999年にシルビアに統合される形で生涯を終えました。
三菱 GTO(1990年-2001年)
日本車として初めて、4ポットアルミ製 異径対向ピストンブレーキキャリパー、ドイツのゲトラグ社製マニュアルトランスミッション、高張力鋼製ドライブシャフトを採用。また、ツインターボモデルには、アクティブエグゾーストシステムや可変リアスポイラー・アクティブエアロシステムも装着。先進的なデバイスを数多く搭載していることからも、当時の日本の景気の良さが感じられます。
2001年の生産終了までに大きな改良が4度も行われ、小規模の改良を含めると毎年のように何らかの進化が行われていたGTO。そんな中で初期型では、リトラクタブル・ヘッドライトが採用されていました。
馬力があって速い! そして、リトラクタブル・ヘッドライトを採用したクールなフォルム。三菱 GTOは、そんな時代を思い出させてくれる、90年代を代表するスポーツカーの1台です。
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