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出るのが15年早すぎた! カクカクボディ&観音開きの個性派SUV「ホンダ エレメント」

MōTA / 2020年6月26日 15時0分

ホンダ エレメント

今でこそ日本は人気のジャンルとなっているSUVだが、当時はいまほどの人気もなかったことで売れ行きも伸びず、2003年4月から2005年7月までと約2年の短い販売期間に終わったSUVがあった。それが「ホンダ エレメント」だ。 そんなホンダ エレメントは、アウトドアに最適なスペックと現代のトレンドにマッチしたデザインによって、近年キャンパー達に注目されているという。

ホンダ エレメント

時代を先取りしたユニークなデザイン

ホンダ エレメントはアメリカのアクティブな若者(16歳から24歳あたり)向けに開発・生産され、個性的なデザインや使い勝手の良さが人気を博し、アメリカでは2002年12月から2010年12月まで生産された。日本での販売期間は約2年と短かったが、アメリカでは息の長いモデルだった。

ビーチにあるライフガード・ステーション(ライブセイバーの監視台)がモチーフとなっており、マツダ RX-8やトヨタ FJクルーザーのようにセンターピラーレス構造の両側観音開きドアを採用していることが特徴だ。

また角ばった外観デザインにバンパーやフェンダー、サイドシルには無塗装の樹脂が採用されており、スバル XVやスズキ ジムニー(JB64)のような近年SUVのデザイントレンドに近い要素を持つ。

ボディサイズは全長4300mm×全幅1815mm×全高1790mm、ホイールベースは2575mmと使い勝手も良さそうだ。

アウトドアに便利な機能がそろったインテリア

インテリアは水平基調でソリッドなインパネだが、コーンシェイプと呼ばれるポップなデザインの独立3眼メーターが採用されている。

注目は機能性の高いラゲッジスペースだ。サーフィンをする若者たちメインターゲットであり、10フィートサーフボードを積めることが必要条件として全長が決定された。それもあり、後部座席を左右に跳ね上げれば、高さ1025mm左右幅1100mmと広いカーゴスペースを作ることができる。さらに汚れと水に強い樹脂製のフロア、そしてシートや天井を覆うルーフライニングには防水加工が施されている。

それに加え、高さ1140mm×幅1550mmの大きな開口部を持つ両側観音開きドアや、車中泊可能なフルフラットだって作れる多彩なシートアレンジなど、アウトドアでも使い勝手が良い。

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