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史上最強830馬力超え!自然吸気V12エンジンを搭載 ランボルギーニ SCV12

MōTA / 2020年6月25日 18時0分

ランボルギーニ SCV12

2020年6月23日ランボルギーニは、スクアドラ・コルセのサーキット専用ハイパーカー「ランボルギーニ SCV12」の開発が完了し、2020年夏に開催予定のワールドプレミアに向け準備を進めていることを明らかにした。限定車のランボルギーニSCV12のデザインは、ランボルギーニデザイン部門のチェントロ・スティーレが手掛け、ランボルギーニ史上最強の830馬力V12自然吸気エンジンを搭載する。

ランボルギーニ SCV12

モータースポーツの経験をフィードバックさせたSCV12

ランボルギーニ SCV12は、ランボルギーニ・スクアドラ・コルセがGTモータースポーツで培った経験を活かし、GT3マシンより高い空力性能とダウンフォースを実現。

スクアドラ・コルセのエンジニアたちが考案したSCV12は、レース仕様でフルカーボンファイバー製の新しいシャシーがパワーウェイトレシオを向上させ、サーキットで最高のハンドリングと走行感覚をもたらす。

カーボンを使った軽量化と空気を味方にする装備

フロントボンネットにあるダブル・エア・インテークと中央に配されたリブが、空気の流れをルーフ上のラムエア・インテークスクープに向かわる。

空気の流れをコントロールする装備は、車両の動きが生み出す動的な風圧を生み出し、エンジンのインテーク・マニホールドの静的な空気圧力を高めることによって、エンジンに流れ込む空気量を増やし出力を増大させる効果を発揮。

フロントで存在感を発揮するスプリッター、サイドシルの横方向のフリックと縦方向のフィンがサーキット指向を強調し、空力性能をさらに高める一方で、リアに専用開発されたカーボンファイバー製のリアウィングを装備する。

後輪駆動の軽量シャシー本体には、6速シーケンシャルギアボックスが組み込まれ、軽量化と優れた重量配分を実現。プッシュロッド式リアサスペンションは、ギアボックスに直接取り付けられ、フロント19インチ・リア20インチのマグネシウムホイールに装着した特別開発のピレリ製スリックタイヤがエンジン出力を路面に伝達する。

ドライビングレッスンも用意されている

SCV12は限定エディションとして、サンタアガタ・ボロネーゼにあるランボルギーニ・スクアドラ・コルセ・ファクトリー内で生産される。

オーナーは限られたメンバーのみで構成されるクラブの一員となり、世界有数の著名なサーキットで開催される高度なドライビングプログラムに参加することが可能。

プログラムでは、スクアドラ・コルセのエンジニアの技術支援のもと、ル・マン24時間レースで5度の優勝を果たし、現在ランボルギーニ・スクアドラ・コルセのスペシャルプロジェクト・コンサルタントを務めるEmanuele Pirro(エマニュエル・ピロ)氏の特別指導を受けられる。

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