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ワゴンRがなかったら今の軽はない! 革命を起こした超名車【偉大なクルマたち】

MōTA / 2020年6月26日 16時0分

スズキ 初代ワゴンR

軽=狭いというのが90年代アタマまでの常識であったが、ご存知の通り今や軽だって車内は超広いのが当たり前。その流れを作ったのは初代ワゴンRで、いわばエポックメイキングな超名車である。今回は軽自動車の常識を作りあげたワゴンRの功績を振り返る。

スズキ 初代ワゴンR

常識を打ち破った革命児

1993年以前の軽自動車はアルトなどの背の低いタイプがほとんど。写真は初代アルトワークス, 2000年代になるとワゴンRよりもさらに背の高いスーパーハイトワゴンが登場し、今や軽自動車のメインストリームに

1993年以前の軽自動車はアルトなどの背の低いタイプがほとんど。写真は初代アルトワークス, 2000年代になるとワゴンRよりもさらに背の高いスーパーハイトワゴンが登場し、今や軽自動車のメインストリームに

今や軽自動車をファーストカーとして使う人もいるほど立派になったが、その昔軽自動車といえば、“狭い”というイメージが強かった。バカ売れ中のホンダ N-BOXなどのように超広い車内なんてのは夢のまた夢で、大人二人が乗れれば御の字というのがほとんどであった。

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当時は超異質でヒットは予想外

初代ワゴンRは、当時のアルトやセルボモードといった既存車種のパーツを流用して低予算で造られた。写真はセルボモード

その常識を大きく打ち破ったのが1992年に登場したスズキ 初代ワゴンRだ。当時は軽バン・軽トラといった商用車のほかは、アルトなどの背の低いモデルのみといった顔ぶれで、そんな時代にノッポなボディで登場したワゴンRは超異質。そのため、スズキ自身もここまでヒットするとは思っていなかったという。

そんな経緯もあってか開発費は激安で、目に見える部分以外はほとんど既存車種の部品を使用していたほか、エンジンはNAのみという割り切った内容でもあった。

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今の礎を築いた歴史的名車!

あまりのヒットにより、ロフトやミキハウスなどといった異業種とコラボした特別仕様車も登場した

何度もいうが、当時の軽自動車業界はアルトやミラといった背の低いクルマばかりで、軽=狭いというのが通説であった。

そのネガを払拭すべく、ワゴンRは二重フロア構造を採用し、着座位置と室内高を上げて広い車内スペースを確保。大人4人がしっかり乗れ、荷室やシートアレンジの豊富さなど、これまでありそうでなかった見事なパッケージングが大ウケし、スズキを支える旗艦車種にまで成長したのはご存知の通り。

ダイハツ 初代ムーヴ, ホンダ 2代目ライフ

ダイハツ 初代ムーヴ, ホンダ 2代目ライフ

このヒットを受けて、95年にダイハツからムーブが、97年にホンダからライフが登場し、ハイトワゴンというジャンルが確立されたのだ。

ワゴンRがあったから、今のN-BOXやスペーシアといったスーパーハイトワゴンが生まれたと言っても過言ではない。それほどワゴンRは超偉大なクルマだったのだ。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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