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「ソアラ」に「プレリュード」、「シルビア」など、いま乗りたいバブル期に流行ったデートカー3選

MōTA / 2020年6月28日 8時30分

1989年式 ソアラ 3.0GT エアロキャビン(MZ20型)/トヨタブース【オートモービルカウンシル2019】

はっと目を見張るような流麗なフォルムのスポーツカー。屈強なボディでどこにでも行けそうなSUV。それともオシャレで可愛らしいコンパクトなモデル。最新モデルから懐かしの名車まで。燃費や車格、維持費など現実問題は一旦置いておいて、誰しも1度は自分の憧れのクルマを思い描いたことでしょう。そしてそれを自慢したいなんてことも…。 今回はそんな、今だからこそ乗りたいバブル期に流行った懐かしのデートカー3選をお届けします。あなたの好きなクルマは何ですか? 昔から憧れていた1台はありますか?

ホンダ プレリュード(3代目)

トヨタ 2代目ソアラ(1986年-1991年)

バブル景気の頃、「ハイソカー」という言葉を生み羨望の眼差しが注がれた2ドアスペシャリティクーペのトヨタ 2代目ソアラ。1986年1月に登場しました。

スウェード調素材を随所に使用したグランベールインテリアにラグジュアリーシートなど、乗員に安らぎを与える居住性・乗降性の高さに、先代のZ10型ソアラを踏襲し、黄金比率をデザインに用いた品の良さを感じさせる端整な3ボックスフォルム、そして直6エンジンなど高性能なパワートレインを載せた2代目ソアラは、クルマ好きの男性だけでなく幅広い層から支持されました。

また、スペースビジョンメーター、車速感応型パワーステアリング、四輪ABS、マルチコントロールパネルのほか、最高グレードである3.0GT リミテッドには世界初のエアサスペンションがオプション設定されるなど、当時の最新技術が多数採用されていた1台でもあります。

ホンダ 3代目プレリュード(1987-1991年)

1987年4月に登場した3代目プレリュード。

ホンダらしい低いエンジンフードとリトラクタブルヘッドライトを採用したほか、低く伸びやかなスタイルと横方向への広がりを感じさせるワイド&ローなスタイリングで、5ナンバーボディとは思えない存在感が大きな特徴です。

オシャレなクルマを持っていることが、モテル男のステータスとされていた当時、スタイリッシュなスタイリングと、豪華で最新の装備を搭載した3代目プレリュードは、まさしく若者たちの憧れでした。

搭載されるエンジンは、直列4気筒2000cc DOHC B20A型。2代目に搭載していたB20A型エンジンに比べ、18度後傾して搭載されたことや各部のブラッシュアップによって、最高出力145馬力を6000rpmで発生し、ホンダらしい吹け上がりの良いエンジンへと進化しています。

バブル期真っ只中に登場した3代目プレリュードは、四輪ダブルウィッシュボーンサスペンションの採用や、量産車世界初の四輪操舵システム(4WS)を搭載したことでも話題となりました。

当時のCMで後輪が操舵する様子を強調するほど、4WSはまさに3代目プレリュードの目玉システム。ただ、現在のように速度やヨーモーメントを感知して作動する高度な電子制御ではなく、特に低速時の挙動にはやや慣れが必要でした。

日産 5代目(S13)シルビア

1988年に登場し“S13”の愛称で親しまれる5代目シルビア。

落ち着きのある伸びやかなサイドシルエット、横方向への伸びと重心の低さを感じさせるフロントとリアまわりのデザインに、角のとれた造形で暖かみを感じられるインテリアなど、ドライブに最適でお洒落なデートカーとして、ライバルのホンダ プレリュードを上回る人気となりました。

そんなS13の当時のキャッチコピーは「ART FORCE SILVIA(アート フォース シルビア)」。複雑な面と曲線の構成でデザインされたインテリアや、ややオーバースペック気味とも取れるリアのマルチリンク式サスペンションなど、バブル末期らしい贅沢な作りなのも大きな特徴です。

そんなS13も当時はお洒落なデートカーとして一大ブームを起こしましたが、現在では、走り好きのカスタムベースとして人気が再燃。「FR」、「MT」、「ターボ」の三拍子が揃っているS13 シルビアは、ドリフトやスポーツ走行に最適なモデルとして今でも高値で取引されています。

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