元整備士イチオシ! パパ・ママ友に200万円台で“ドヤれる外車”【ダディ×マミー】
MōTA / 2020年7月1日 14時30分
MOTA編集部員N氏との会話。「自粛ムードがまだ晴れないんで、ここらでパーッとスカーッとする外車紹介してもらえませんか?」なるほど…。 ただ外出することですら憚られる空気が徐々に和らぎ、少しずつ出かけることへの警戒感が薄れてきましたが、今度は満員電車という現実に引き戻され、憂鬱な日々を過ごしている方も少なくないでしょう。 車は移動手段であると同時に、行動範囲を広げ、日々の生活に色どりを加えてくれる存在です。ならば、200万円台という現実的な価格で購入できる、夢のある1台をご紹介しようではありませんか!
車好きなら1度は憧れる生粋のスポーツカー
今回ご紹介するのは、ポルシェ 987ボクスターです。ポルシェといえば、RR(リアエンジン/リア駆動)が主流と捉えられがちですが、オープンカーのボクスターやクーペのケイマンはMR(ミッドシップ/リア駆動)を採用。
スーパースポーツであるポルシェ 911とは違い、やや出力を抑えたミドルクラスのスポーツカーです。
今回ご紹介するのは、2代目に当たる987型で、上級モデルである997型911と半分以上の部品を共有し、ミドルクラスでありながら、ポルシェらしい質感の高い内外装と走りを十分味わうことができます。
ポルシェ 987ボクスターの2つのドヤポイント
ドヤポイント その1:見まごうことなき“ポルシェ”です!
“ポルシェ”というメーカーが、スポーツカーの代名詞と感じる世のお父様方も多いはず。ボンネットに輝くポルシェのクレストや丸いヘッドライトは、誰が見ても「ポルシェだ!」とわかります。しかし、そんなポルシェだという見た目でドヤっても仕方ありません。
ポルシェの魅力は、その走行性能であり、ポルシェにしかない質の高い走行フィールです。
ミドルクラスとは言え、ボクスターの乗り味はまさしくポルシェであり、直進安定性や恐ろしく安心感のあるブレーキ(矛盾した表現…)など、どんな方が乗ってもその違いを実感できます。
ズバリ!スポーツカー好きのパパさんにおすすめ!
トップモデルの911じゃないのか…。と思う方がもしかしたらいるかもしれません。ですが、スポーツカーの乗り味や爽快感を味わうなら、987ボクスターで十分。もちろん、ハイパワーモデルのボクスターSである必要もありません。
1,400kgを切る軽量なボディと、ミッドシップレイアウトの素直で軽快な回頭性を体感したら、きっと病みつきになること請け合いです!
ドヤポイント その2:2シーターなのに意外と荷物が乗る
2シーターのオープンカーとなれば、実用性が全くないというのが定石。そのため、2シーターのオープンカーは道楽以外のなにものでもないのです。当然987ボクスターの車内や積載スペースは、その他のボディタイプと比較すると決して広くはありません。
しかし、エンジンの後ろとボンネット下に設けられたラゲッジスペースは意外に広く、2泊3日、大人2人の旅行程度の荷物なら十分載せることができます(筆者自信が過去に実証済み)。
旅行好きなママさんにもオススメ!
列車で行く旅も良いですが、時間的に自由で、行動範囲の広い車での旅行はやっぱり良いものです。
それが、軽快なエンジン音とオープンエアのオープンカーなら尚更。
ラゲッジスペースに余裕のあるボクスターなら、パパさんよりも荷物が多くなりがちなママさんだって、安心して旅行に出掛けることができます。
ポルシェ 987ボクスターを買うなら注意してほしいポイント
毎回のように書いていますが、外車はどうしても修理費用が割高で、ポルシェとなればさらに高くなることは避けられません。またオープンカーであるため、ゴムパッキンの劣化による雨漏れの心配もあります。そのため、購入する前は必ず現車確認を行い、整備歴とカビ臭いにおいがしないかなどはキッチリと確認しましょう。
ですが、故障しやすいというイメージが付きまとう外車の中で、ポルシェはかなり故障し難いメーカーです(定期的なメンテナンスは必須!)。
時間をかけて選び、信頼できる販売店で購入すれば、それほど過度な心配をする必要はありません。
業界関係者から大人気のポルシェ! 余裕があれば是非セカンドカーにでも
筆者自身を含め、整備士や自動車関係者の中には、「いつかはポルシェに乗りたい」「最後はポルシェだ!」という人が実に多くいます。
それほどポルシェの乗り味や質感、また、車としての“デキ”は間違いありません。
2シーターのオープンカーであるボクスターを家族の車にすることは現実的ではありませんが、もし、セカンドカーを購入できるなら、200万円台の987ボクスターは魅力的な存在です。
[筆者:増田 真吾]
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