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トヨタとみんなの記録と記憶に残る大人気ハイソカー|マークII 3兄弟(X70系)【MOTA写真館】

MōTA / 2020年7月5日 10時40分

トヨタ マークII(1984年式) グランデ ツインカム24

ハイソカーブームが起きていた1980年代中期にあたる1984年に登場した、マークII、チェイサー、クレスタの通称“マークII 3兄弟”(X70系)。日本初のツインカムツインターボエンジンを搭載し、ハイソカーブームをさらに盛り上げた。

1986年式 マークIIハードトップ グランデ ツインカム24(GX71型)/トヨタブース【オートモービルカウンシル2019】

頑張れば庶民にも手の届く高級セダン

トヨタ チェイサー アバンテ

マークII グランデの内装

マークII 3兄弟(X70系)が登場した1984年当時、トヨタディーラーには5つの販売チャンネルが存在。エレガントなマークIIはトヨペット店、スポーティーなチェイサーはトヨタオート店(現:ネッツ店)、正統派セダンのクレスタはビスタ店(現:ネッツ店)と、それぞれの販売チャンネルに合わせた個性を持たせていた。

直線基調のスタイリングにメッキ加飾、内装にはラウンジを思わせるモケット地の分厚いシート。これからバブルの頂点へと向かう好景気と、人々の高級志向が相まって、多い月には3兄弟合わせ1か月で4万台以上売れるなど、爆発的なセールを記録する。

「TWIN TURBO」と「スーパーホワイト」で人気向上

トヨタ マークII グランデ

デビュー翌年の1985年には、3兄弟共に日本初ツインカムツインターボエンジン 1G-GTEUを搭載した「GT TWIN TURBO」が追加される。

2.0リッター DOHC ツインターボ 1G-GTEU型エンジンは、最高出力185馬力/6200rpm、最大トルク24.0kgm/3200rpmを発生。高い出力と力強いトルクを発生するエンジンに5速MTとの組み合わせた「GT TWIN TURBO」は、走り好きなユーザーからも支持された。

加えて、「スーパーホワイト」と呼ばれる真っ白なボディカラーを選択することができたことで、マークII 3兄弟は人気モデルとなる。一時はスーパーの駐車場を、スーパーホワイトのマークII3兄弟ばかりが並んでいたほどで、まさにバブル期のハイソカーを代表する存在だ。

スペック

トヨタ クレスタ スーパールーセント

■全長×全幅×全高=4,650mm×1,690mm×1,415mm

■エンジン

・直列6気筒 2.0L ガソリン(ターボチャージャー装着)

・直列4気筒 2.0L ガソリン

・直列4気筒 1.8L ガソリン

・直列4気筒 2.4L ディーゼルターボ

・直列4気筒 2.2L ディーゼル

■トランスミッション:3AT/4AT/4MT/5MT

■駆動方式:FR

※スペックはマークIIの数値

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