元整備士イチオシ! パパ・ママ友に200万円台でドヤれる外車【ダディ×マミー】
MōTA / 2020年7月8日 14時30分
毎週、おっ!? というリーズナブルな価格で購入できる外車をご紹介しておりますが、実はこの企画でなかなかご紹介できてなかったジャンルがあります。 そのジャンルとは「ミニバン」です。 ミニバンは我々日本人にとってはなじみ深いジャンルですが、世界に目を向けると、どちらかと言えばマイナーなジャンル。 今回はそんな世界的に見てマイナーなジャンルでありながらも、国産ミニバンのように余裕の車内空間とスライドドアを備えた1台をご紹介します。
商用車ベースのメルセデス・ベンツ唯一のLサイズミニバン
そんなわけで、今回ご紹介するのは、メルセデス・ベンツ Vクラスです。初代Vクラスは、商用車をべースに1998年に誕生した、メルセデス・ベンツ唯一のLサイズミニバン。現在新車で販売されているのは、2014年に発表された3代目で、日本では2016年から販売されています。
王道ど真ん中セダンのC、Eクラス、日本で根強い人気のGクラスなどの陰に隠れ、やや地味な存在。ミニバン王国である日本の中では、なかなか目立てないのも仕方ないかもしれません。
ですが、そこは天下のメルセデス・ベンツ。常に世界をリードしてきたメーカーらしく、質実剛健でドイツ車らしい魅力満載のLサイズミニバンです。
メルセデス・ベンツ Vクラス 2つのドヤポイント
ドヤポイント その1:200万円台で現行型に乗れる!
トヨタ アルファード/ヴェルファイアや、日産 エルグランドがそうであるように、Lサイズのミニバンは相応に高価。また、アルファードやヴェルファイアは、その人気の高さから中古車相場も高い水準を維持しています。
もちろん、リセールバリューが高いことは、車を売却する側の立場なら喜ばしいことですが、中古車を買う側として考えた場合、どうしてもお得感が薄れてしまうもの。
その点Vクラスは、比較的年式が新しい2016年以降の現行型でも、200万円台で乗ることができます。
他人と被りたくないママさんにおすすめ!
スライドドアに3列シート、そして広い室内を持つミニバンの魅力は、何と言ってもその利便性。
そのため、今ではすっかり日本のファミリーカーとしての地位を確たるものにしました。
しかし、ショッピングセンターや幼稚園の駐車場を見渡すと、同じようなミニバンばかり…。
それなら、それほど流通量が多くなく、フロントグリルにスリーポインテッドスターの輝くVクラスという選択肢はいかがでしょうか?
ドヤポイント その2:やや硬めな足回りとトルクフルなディーゼルエンジン
よくドイツ車の足回りは固く、ボディ剛性が高いと言われますが、それは、日本に比べ平均走行距離が長いことと、アウトバーンのような速度の高い使用条件を想定しているからです。その味付けは、ミニバンであるVクラスも同様で、全長4905mm(標準ボディ)全幅1930mmの巨体からは想像できないような身のこなしを見せます。
また現行型Vクラスは2.2リッターの直列4気筒ディーゼルエンジンのみですが、その動力性能は必要にして十分。
最大トルク380Nmを1400rpmという低回転で発生し、2.2トンを超える重量級ボディをグイグイ加速させます。
運転好きなパパさんにおすすめ!
本当はスポーツカーに乗りたいけど、その気持ちをグッと心の奥底に仕舞い込んでいるパパさんも少なくないはず。
でも、本場ドイツで鍛えられたVクラスは、運転者を第一に考えたドライバーズカー。
近所のスーパーへのお買い物も、家族旅行のロングドライブも楽しみながら運転することができます。
メルセデス・ベンツ Vクラスを買うなら注意してほしいポイント
運転も楽しく、さらに周りと被らないVクラスですが、いわゆる国産ミニバンのような感覚で購入するのは注意が必要です。まず、先述したように、Vクラスは後席の乗員ばかりでなく、ドライバーに主眼を置いて開発されているため、使い勝手は痒い所に手が届く国産ミニバンほど良くなく、シートアレンジも物足りないでしょう。
また、高級セダンのようなソフトで滑らかな乗り心地を実現している国産ミニバンが多い中、ベースがバンであるVクラスはどうしてもゴツゴツ感を感じてしまうでしょう。
なので、もしVクラスの購入を考えているのなら、実車を見に行き、シートアレンジや使い勝手を確認し、可能なら試乗してみることをオススメします。
走りの本質を追い求めるが故の個性
世界に誇るミニバンに慣れ親しんだ私たちにとっては、やや特異な存在のVクラス。しかしそれは、“走る・曲がる・止まる”という車の本質を追求するメルセデス・ベンツなればこその特徴とも言えます。
「背が高く四角いミニバンで、安全且つ気持ちよく走る」その一つの答えが、メルセデス・ベンツ Vクラスと言えるのではないでしょうか。
[筆者:増田 真吾]
毎週水曜日はダディ×マミー!
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