限定19台は既に完売!819馬力のV12ハイブリッド搭載、ランボルギーニ シアン・ロードスター
MōTA / 2020年7月11日 17時0分
ランボルギーニは、ハイブリッド・スーパースポーツカー「Lamborghini Sian Roadster(ランボルギーニ シアン・ロードスター)」を発表した。史上最強のV12エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド・スーパースポーツは、独自のハイブリッド技術により819馬力を発生し、0-100km/h加速2.9秒以下、最高速度350km/hを実現。なお、限定19台のシアン・ロードスターは全て完売している。
カウンタックの要素を取り入れた最先端の内外装デザイン
ランボルギーニ シアン・ロードスターは、クーペの近未来的なデザインとしながら、オープンエアのキャビンで真のロードスターらしい側面も持ち合わせている。クーペモデルのシアンから受け継いだエクステリアデザインは、最適化された空力効率と優れた技術力を表し、初代カウンタックを彷彿とさせるペリスコープ(へこみのあるパネル)ラインを取り入れている。なお、ルーフレスデザインによる空力効率のロスはない。
ヘッドライトには、ランボルギーニのアイコンともいえるY字型を採用。大胆で力強いリアまわりは、カウンタックから着想を得た6個のテールライトを含め、ランボルギーニらしい六角形のデザインが随所に織り込む。
また、輪郭の一部にもなっているリアウィングは、走行時のみ上がるシステムとなっており、パフォーマンスの向上に貢献する。
EV化をイメージした特別なカラーリング
シアン・ロードスターのボディカラーは、ランボルギーニのCentro Stileが特別に選んだBlu Uranus(ブルーウラヌス)で、ホイールカラーにランボルギーニのEV化をイメージする Oro Electrum(エレクトリックゴールド)を組み合わせた。ボディに合わせたインテリアカラーは、ホワイトに施された Blu Glauco(ブルーグローコ)のディテールと、Oro Electrum(エレクトリックゴールド)のアルミ製エアベントによりエレガントな雰囲気を放つ。
3Dプリントで生産される新デザインのエアベントは、オーナーのイニシャルを入れてカスタマイズすることも可能だ。
次世代V12エンジンとeモーターを組み合わせたハイブリッド・システム
シアン・ロードスターのパワートレインは、V12エンジンとギアボックスに組み込まれる34馬力の48V eモーターの組み合わせ。エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド・システムにより、迅速なレスポンスとパフォーマンスの強化を実現するほか、バックやパーキングなどの低速操作も電力でサポートする。
また、リチウムイオンバッテリーの10倍の容量を誇る世界初のスーパーキャパシタ技術を採用。
スーパーキャパシタとeモーターから構成される電気システムの重量はわずか34kg。同スペックの電気システムに比べ出力が3倍、重さが3分の1で、1.0kg/hpのパワーウェイトレシオを実現している。
次世代V12エンジンとeモーターを組み合わせ819馬力
V12エンジンは、チタン製インテークバルブを組み込み、出力は785馬力(577kW)/8,500rpmに進化。ハイブリッド・システムの34馬力と合わせ、シアン・ロードスターの最大出力は819馬力(602kW)に達し、最高速度は350km/hを超える。
回生ブレーキも採用し加速度10%以上アップ
回生ブレーキシステムを搭載しているシアン・ロードスターは、スーパーキャパシタの動作によりブレーキをかけるたびに充電し、貯蔵されたエネルギーをすぐに利用することが可能。eモーターが自動的に切れる130km/hまで加速した際、トルク増大することができ、滑らかな動きを実現しながら、電気システムを装備していない車両に比べて10%以上の加速度アップを実現している。
0-100km/hは2.9秒以下、中速でのトラクションも向上
ハイブリッド・システムにより、ローギアでもトラクションが向上し、0-100km/hまで2.9秒以下で加速。さらに、3速でのトラクションが10%向上するなど、滑らかな動きは今まで以上にはっきりと感じることができる。シアン・ロードスターは、ハイブリッド・システムと連携するダイナミックなハンドリングとパフォーマンスで快適性も向上。また、従来の内燃エンジンでのギアチェンジは、減速するとトルク低下を感じる場面があったが、eモーターのトルク・アップ・シフト・フィルによりトルク低下が低減されている。
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