「レジェンド」に「マークII」、「セフィーロ」まで! バブル期に流行ったセダン3選
MōTA / 2020年7月19日 8時50分
はっと目を見張るような流麗なフォルムのスポーツカー。屈強なボディでどこにでも行けそうなSUV。それともオシャレで可愛らしいコンパクトなモデル。最新モデルから懐かしの名車まで。燃費や車格、維持費など現実問題は一旦置いておいて、誰しも1度は自分の憧れのクルマを思い描いたことでしょう。そしてそれを自慢したいなんてことも…。 今回はそんな、今だからこそ乗ってみたいバブル期に流行ったセダン3選をお届けします。あなたの好きなクルマは何ですか? 昔から憧れていた1台はありますか?
ホンダ 初代レジェンド(1985年-1990年)
ホンダ初のV型6気筒エンジンを搭載し、3ナンバー仕様車も設定され同社のフラグシップカーとして1985年11月に発売された初代レジェンド。国内では「トヨタ・クラウン」などへの対抗馬として登場しました。英ブリティッシュ・レイランド社と共同開発され、ローバーブランドの英国仕様や、アキュラブランドの北米仕様が存在。初代モデルではセダンを中心にハードトップクーペも併売していました。
セダン・クーペ共に、傾斜の強いAピラーやサイドまで回り込んだラップラウンド・リアウィンドウ、広いガラスエリアが特徴。併せて静粛性向上のため、空力特性を追求し、Cd値はセダンが0.32、クーペが0.3という数値を実現していました。
軽量・コンパクトで静粛性と動力性能を両立したV型6気筒SOHC4バルブエンジンを搭載し、セダンには2リッター(最高出力145ps/最大トルク17kgm)と2.5リッター(最高出力165ps/最大トルク21.5kgm)が設定され、クーペには2.7リッター(最高出力180ps/最大トルク23kgm)が設定されていました。
日産 初代セフィーロ(1988年-1994年)
バブル期を象徴する1台、1988年に登場した初代セフィーロ(A31型)。5ナンバーサイズの4ドアセダンで、糸井重里氏が考案した「くうねるあそぶ」のキャッチコピーや、井上陽水氏出演のCMが印象的なモデルです。デザインは、後にアウディのシングルフレームグリルを生み出す和田智氏が担当。細めのピラーが上品な印象を与える6ライトウィンドウを採用し、横長な前後のライトまわりがワイド感を与えます。
また、フロントヘッドライトには、S13シルビアではオプション設定されていたプロジェクター式ヘッドライトが標準装備されています。
エンジン・サスペンション・トランスミッション・内装生地・内装色・外装色などを好み組み合わせて注文できるセミオーダーメード方式の「セフィーロ・コーディネーション」の組み合わせは、なんと810通りにも。
あくまで庶民的な5ナンバー4ドアセダンでありながら、オーナーの要望に応え、さらにメーカーの独自性を盛り込んだ初代セフィーロは、まさにバブル期の日産を象徴する1台です。
トヨタ マークII(1988年-1996年)
1988年~1992年に販売された6代目マークII(X80系)。バブル景気の追い風もあって、兄弟車のチェイサー、クレスタと合わせて、最も多い月の販売台数が約5万台を記録したほどの大ヒット作です。元々6代目マークII(X80系)は、同じく人気だった先代マークII(X70系)からのキープコンセプト。とは言え、サスペンションを刷新して走行性能を、ガソリンエンジンを全てDOHC(ツインカム)、もしくはハイメカツインカム化して性能を向上するなどクルマとしての完成度を高めていました。
販売の主力は変わらず4ドアハードトップでしたが、全高を落としてスタイリッシュになった反面、居住性は少々失われています。
その後、1990年のマイナーチェンジで2.5リッター版を追加。マークII系高性能モデルの代名詞「GTツインターボ」も2.5リッターエンジン(1JZ-GTE)に置き換わり、最高出力は規制値上限の280psに達しています。
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