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元整備士イチオシ! パパ・ママ友に200万円台で“ドヤれる外車”【ダディ×マミー】

MōTA / 2020年7月29日 14時57分

ミニ(MINI) ミニロードスター クーパー

毎週水曜日連載の当企画は「〜万円あれば程度の良い外車が買えちゃう!」をテーマに、中古車ならではのリスクにも精通する元整備士ライター 増田 真吾氏がご紹介! 無論、維持費は掛かりますが、その分“所有する満足感”を得て、カーライフを楽しみましょう! ミニロードスターをご紹介。ファミリーカーでロードスター!? 2名乗車ですので子どもの送り迎えや、ちょっとしたドライブを想像して楽しんでくださいね(笑) ※当企画でのドヤはあくまでも自己満足を意味しています。

ミニ(MINI) ミニロードスター クーパー

王道ではないけど隠れた名車!ミニロードスター

前回のシボレー カマロに引き続き、セカンドカーとして車好きの皆さんにぜひご紹介したい1台は、ミニ ロードスターです。

あれ? ミニのオープンと言えばコンバーチブルじゃないの? と思われる方がいるかもしれませんが、今回ご紹介するのはコンバーチブルではなく“ロードスター”。

オープンエアという点では同じですが、コンバーチブルとロードスターは全く性格の異なる2台なのです。

ミニには、定番のハッチバックに加え、家族連れにも人気のステーションワゴンであるクラブマンやクロスオーバーのほか、4名乗車のコンバーチブル、2名乗車のクーペとロードスターが存在します。

と言っても、2名乗車という特異なパッケージングが災いしたのか、クーペとロードスターは、2011年の登場から約4年という短い期間しか製造されておらず、街中で見かけることはほとんどありません。

だからこそ、自分好みのミニロードスターに乗ることができれば、何物にも代えがたい特別な時間を手に入れられるのです。

ミニロードスターのドヤポイントは2つ

ミニロードスター クーパー, ミニ クーパーS

ミニロードスター クーパー, ミニ クーパーS

ドヤポイントその1:コンバーチブルには無いスポーティなスタイリング

ミニロードスターとコンバーチブルは、第2世代に当たるミニハッチバックとホイールベース(2465mm)は同じで、ボディサイズやフロントフェイスも共通ですが、その印象は大きく違います。

ロードスターはコンバーチブルに比べ、30mm全高が低く、Aピラー(フロントウインドウ)が約13度傾斜しているため、よりスポーティな外観となっているのです。

でも2シーターでしかもオープンモデルじゃ大人2人の旅行も無理じゃない?

座席の後ろにはバックなどを置けるスペースが確保される, 後席がない分ラゲッジ容量は広い

座席の後ろにはバックなどを置けるスペースが確保される, 後席がない分ラゲッジ容量は広い

当然といえば当然ですが、ミニロードスターをファミリーカーとして使用するのは到底無理。

しかし、4人乗れるコンバーチブルでも、4名フル乗車でオープンにすることは皆無で、リアシートやラゲッジスペースも決して広くありません。

その点、2名乗車と割り切ったロードスターは、ラゲッジスペースはコンバーチブルの約倍の容量があり、座席の後ろにもちょっとした荷物を置けるスペースを確保。

普段のお買い物はもちろん、大人2人の旅行でも困らない積載容量が確保されています。

ドヤポイントその2:飛ばさなくたってドライビングを十分楽しめる

ミニロードスターには、最高出力122馬力のクーパーと184馬力のクーパーSという2種類の主グレードに加え、クーパーSにチューニングを施し、211馬力を発生するジョンクーパーワークスが存在します。

もちろん、もっともお手頃でねらい目なのは、NAのクーパーですが、122馬力と聞くとやや非力に聞こえるかもしれません。

しかし、車重が1200kg以下と軽量なため、街中やワインディングを法定速度で走るには十分。また、全高が低い分着座位置も低いため、乗り込んだ印象はまさにスポーツカーのソレ。クラシックミニから続く、いわゆる“ゴーカート・フィーリング”を存分に味わうことができます。

そして何より屋根を開放すれば、同じ40km/hでも流れる空気の音や感触をダイレクトに味わえるため、法定速度でも十分ドライブを楽しむことができるのです。

オープンカーは雨漏れとか幌の劣化が心配

小さめな幌は開閉も簡単

オープンカーの代表的なトラブルと言えば雨漏れ。ミニロードスターに限らずどんなメーカーでも、屋根が開くという構造上、100%雨漏れを防ぐことはほぼ不可能です。

雨漏れの根本原因の多くは、ゴムパッキン(ウエザーストリップ)の劣化や、水抜きドレンの詰まり。そのため、大概の場合はパッキンの交換や水抜きドレンの清掃で解決できます。

さらに、ソフトトップの劣化を防ぐのであれば、地下や屋根付き駐車場がベスト。青空駐車なら車を覆うカバーをつけることで、格段に幌やパッキンの劣化を防げます。

また近年のオープンモデルでは電動式が主流となっており、モーターやギア、油圧ポンプの故障が多く見られます。

その点、ミニロードスターは標準で手動式のため、屋根の開閉に関わるトラブルを避けることができるのも大きなメリット。ソフトトップもコンパクトなため、男性であれば片手で簡単に開閉することが可能です。

オープンカー+外車であることの不便さを楽しむ

繰り返しになりますが、ミニロードスターを家族4人が使うファミリーカーにすることはできません。

また、外車である以上、国産車に比べれば部品交換費用も割高になりがちです。しかし、「壊れ易い」と言われながらも、日本でミニファミリーが人気車種であるのと同様に、ミニロードスターにはミニロードスターにしかない魅力があります。

風と匂いを感じながら、波音が聞こえる海辺や紅葉が美しいワインディングをドライブすれば、外車+オープンカーであることに由来する不便さだって、楽しむことができるのかもしれません。

旅行はおろか、日々の外出もなんとなく憚られるこんなときだからこそ、そんな夢のある想像を膨らませてみてはいかがでしょうか。

プラスαの余裕でさらに充実したカーライフを!

中古の外車を買うのなら、修理費や維持費が国産車より掛かる可能性は高くなるのは仕方ありません。ならば、購入予算とは別に、予備費は用意しておきたいところ。

そうすれば万が一の故障が起きても安心ですし、もし何も起きなければ、家族との旅行やカスタム費用に充て、さらに充実したカーライフを送ることができるのではないでしょうか。

[筆者:増田 真吾]

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