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軽スポーツパワー合戦の火付け役!ダイハツ 初代ミラTR-XX【MOTA写真館】

MōTA / 2020年7月30日 7時30分

ダイハツ ミラTR-XX(初代)

1985年にフルモデルチェンジを実施し、新開発の直列3気筒エンジンを搭載して登場した2代目 ダイハツ ミラ。デビュー当初から、自然吸気エンジンとターボエンジンをラインナップし、特にターボエンジン搭載モデルは、当時のライバルである三菱 ミニカの出力を10馬力も上回る50馬力を発生する。そして、2代目デビューから数ヵ月後、エアロパーツを標準装備したスポーツモデル ミラTR-XXが登場した。

ダイハツ ミラTR-XX(初代)

度重なる出力アップで自主規制いっぱいの64馬力へ

税制上有利な商用車(バン)だったことを物語る「最大積載量」のステッカー

ダイハツ ミラのスポーツモデル初代にあたるミラTR-XXは、1985年に初登場。1987年のマイナーチェンジでフェイスリフトを実施し、ターボモデルにもATが設定される。さらに、58馬力へ出力をアップした電子制御式燃料噴射装置付(EFI)ターボを追加し、合わせてターボエンジン搭載モデルにフルタイム4WDがバリエーションに加わる。

また1988年、ミラTR-XXにサンルーフやパワーウインドウなどの豪華装備を装着した「ミラTR-XX ムーンルーフリミテッド」を追加するとともに、EFIターボの出力を自主規制の上限である64馬力まで引き上げた。

5年で14馬力も出力UPし軽スポーツパワー合戦を展開

エアロ形状のフロントバンパーを装着

マイナーチェンジや改良が実施される度に出力を高め、フルモデルチェンジされるまでの約5年間で50馬力から64馬力へ14馬力も出力を向上。ライバルであるスズキ アルトワークスや三菱 ミニカダンガンと共に、軽スポーツのパワー合戦を繰り広げることになる。

出力を上げ続けたダイハツ 2代目 ミラTR-XXは、軽自動車規格が変更される1990年まで製造販売され、3代目へフルモデルチェンジした。

スペックや価格

■全長×全幅×全高:3,195mm×1,395mm×1,400mm

■エンジン:547cc 直列3気筒 電子制御式燃料噴射装置付 ターボエンジン(64馬力/7.7kgm)

■トランスミッション:5速MT

■駆動方式:FF

■販売期間:1985年~1990年

■価格:87万7000円

※スペックや価格は、1989年式 ミラTR-XX EFIの数値

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