安くて小っちゃくて、そして速い!高回転NAエンジンをぶん回せ!“90年代テンロクウォーズ:前編”【MOTA写真館】
MōTA / 2020年8月1日 10時40分
1990年~2000年初期にかけ、1.6リッターエンジンを搭載したスポーツモデルによるパワーバトルが繰り広げられていた。今回は、1990年代に勃発したテンロクウォーズ 前編と題し、その中でも、時代を象徴する3車種「シビックEG型」「レビン/トレノAE101」「ミラージュサイボーグ」という、今でも語り継がれる名車をまとめて見てみよう。
オシャレで速いホットハッチ!テンロク最強と言われた5代目 ホンダ シビック EG型
1991年にフルモデルチェンジした5代目ホンダ シビック EG型は「スポーツシビック」の名で親しまれ、ストロークに余裕を持たせ、四輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用し、その名の通りスポーティーな走りを実現。最上級モデルに搭載される1.6リッターDOHC VTECエンジンは、最高出力の170馬力を7,800rpmという超高回転で発生。さらに、乗りやすさに重要な最大トルクは、コチラも高回転の7,300rpmで16.0kgmであり、低回転から最大トルクを発生する現代の車とは大きな違いがある。
スペック
■全長×全幅×全高:4,070mm×1,695mm×1,350mm
■エンジン
・直列4気筒 1300cc SOHC D13B型
・直列4気筒 1500cc SOHC D15B型
・直列4気筒 1500cc SOHC VTEC-E D15B型
・直列4気筒 1500cc SOHC VTEC D15B型
・直列4気筒 1600cc DOHC VTEC B16A型
■ボディタイプ:2ドアクーペ/3ドアハッチバック/4ドアセダン(フェリオ)
■駆動方式:前輪駆動
■トランスミッション:4速AT/5速MT
4A-Gの5バルブ化で宿敵シビックに対抗!AE101 6代目 スプリンタートレノ/カローラレビン
1991年にフルモデルチェンジをして6代目となったスプリンタートレノ/カローラレビンは、ボディサイズを拡大し、角のとれ丸みを帯びたスタイルへと変更。型式は、1.6LモデルがAE101となり通称「トイチ」や「ヒャクイチ」と呼ばれていた。名機でもある4A-GE型は、1気筒あたり5バルブ化(吸気3・排気2)され、最高出力160馬力/7400rpm、最大トルク16.5kgm/5200rpmを発生し、トヨタ初のリッター100馬力超えを果たす。また、サスペンションがストロークするときに発生するキャンバー角変化を抑える「スーパーストラットサスペンション(通称 SSサス)」が初めて採用され、スーパーチャージャーが付いた上級グレードの「GT-Z」に標準装備、「GT APEX」にオプション設定された。
スペック
■サイズ
全長:4,285mm(スプリンタートレノ)、4,275mm(カローラレビン)
全幅:1,695mm
全高:1,305mm
■エンジン
・直列4気筒 1.5L 5A-FE型(94馬力/13.1kgm)
・直列4気筒 1.6L 4A-FE型(115馬力/15.0kgm)
・直列4気筒 1.6L 4A-GE型(160馬力/16.5kgm)
・直列4気筒 1.6L 4A-GEZ型(170馬力/21.0kgm)
■トランスミッション:4速AT/5速MT
■駆動方式:FF
■販売期間:1991年~1995年
1.6リッターNA175馬力のMIVECと世界最小V6エンジン!三菱の技術を詰め込んだ 4代目 ミラージュ
1991年に登場した三菱のコンパクトカー 4代目ミラージュは、先代からスタイリングを大幅に変更。丸みを帯びたスタイリング、ハッチバック・セダン・クーペの豊富なボディバリエーションを揃えた。翌1992年、世界最小クラスの1.6リッターV6エンジンを搭載した「ミラージュ6(セダン)」がデビュー。さらに、1.6リッター 直列4気筒 DOHCエンジンには、可変バルブタイミングリフト機構である「MIVEC」を採用し、リッター100馬力を超える175馬力もの最高出力を発生。三菱の技術がこれでもかと詰め込まれていた。
スペック
■サイズ
ハッチバック 全長×全幅×全高:3,950mm×1,680mm×1,365mm
セダン 全長×全幅×全高:4,290mm×1,680mm×1,395mm
クーペ 全長×全幅×全高:4,225mm×1,680mm×1,370mm
■エンジン
・1.3L 直列4気筒 4G13型
・1.5L 直列4気筒 MVV 4G15型
・1.5L 直列4気筒 4G91型
・1.6L 直列4気筒 4G92型
・1.6L V型6気筒 6A10型(4ドアセダン)
・1.8L 直列4気筒 ディーゼル 4D65型(4ドアセダン)
■トランスミッション:3速AT/4速AT/5速MT
■駆動方式:FF/4WD
■販売期間:1991年~1995年(ハッチバック・セダン)1993年~1995年(クーペ)
今だから乗りたいテンロクスポーツの復活求む!
バブル期の末期に当たる1990年代前半、まだ開発費も潤沢だった時代。燃費や安全性能が重視される今とは違い、車はいかに高性能であるかが求められていた。そのため各自動車メーカーは、1.6リッターという小排気量エンジンを徹底的に鍛え上げ、1.0リッターあたり100馬力を越えるコンパクトスポーツカーを次々に開発。
通称“テンロク”と呼ばれるこれらのコンパクトカーは、200万円を切る価格で販売され、車好きの若者達に絶大な人気を誇った。
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