ハコスカにケンメリ、ジャパンまで! 今も輝くあの頃憧れた「スカイライン」
MōTA / 2020年8月2日 8時50分
はっと目を見張るような流麗なフォルムのスポーツカー。屈強なボディでどこにでも行けそうなSUV。それともオシャレで可愛らしいコンパクトなモデル。最新モデルから懐かしの名車まで。燃費や車格、維持費など現実問題は一旦置いておいて、誰しも1度は自分の憧れのクルマを思い描いたことでしょう。そしてそれを自慢したいなんてことも…。 今回はそんな、あの頃憧れた「スカイライン」をお届けします。あなたの好きなクルマは何ですか? 昔から憧れていた1台はありますか?
ハコスカ/3代目スカイライン[C10型](1968年-1972年)
プリンス自動車が日産自動車に吸収される形で合併した後、1968年にフルモデルチェンジしてデビューしたのが、「ハコスカ」の愛称で親しまれるC10型 スカイラインです。ボディバリエーションは、C10型4ドアセダン、WC10型エステート、VC10型バンをラインナップ。エンジンは、プリンス製 直列4気筒OHC1500ccを搭載していました。
1968年後半には直列6気筒OHC2000ccエンジン搭載のGC10型「GT」が登場。ボディバリエーションに2ドアハードトップが追加されました。
その後、第2回 日本グランプリでポルシェを抜き、日本中のモーターファンを虜にして話題となった「スカイラインGT」の市販コンセプトモデル「スカイラインGTレーシング仕様」が第12回東京モーターショーに出品され、2年後の1970年に「GT-R」としてデビュー。今も続く、GT-Rの血脈はここから始まりました。当時のGT-Rの価格は150万円。大卒初任給が約3万円の時代であったことから、現在の価値に換算すると約900万円以上と非常に高額であったことが分かります。
ケンメリ/4代目スカイライン[C110型](1972年-1977年)
1972年に登場した4代目 C110型 スカイライン、通称「ケンメリ」。ケンとメリーがスカイラインに乗り日本各地を旅するシリーズCMは、社会現象を引き起こしブームとなりました。4代目 C110型 スカイラインは、4ドアセダン、2ドアハードトップ、ワゴン/バンをラインナップ。セダンとハードトップにはホイールベースを延長し6気筒エンジンを搭載したGT系が設定されていました。4ドアセダンは、4枚ドアのケンメリの略として「ヨンメリ」なんて呼ばれたりも。また、約4年間の販売期間中、およそ67万台を販売しました。これは歴代スカイラインの中で最多となります。
加えて、4ドアセダンのGT系、2ドアハードトップの全グレードのテールライトが丸型4灯となったのはケンメリから。以後、スカイラインの象徴として10代目のR34スカイラインまで受け継がれ、R35 GT-Rにも継承されています。
1973年には、ハードトップ2000GT-R(KPGC110型)がデビュー。2000cc S20型エンジンは、160馬力を発生させ、専用ラジエータグリル、前後オーバーフェンダー、リアスポイラーなどを装備、240km/hのメータースケールが特徴です。諸説ありますが、排出ガス規制の影響により生産台数はわずか197台で、そのうち195台のみ市販されたと言われています。
ジャパン/5代目スカイライン[C210型](1977年-1981年)
1977年に、「ジャパン」の愛称で親しまれる5代目(C210型)にフルモデルチェンジしたスカイライン。5代目では「GTシリーズ」と「TIシリーズ」を展開。GTとTIは、搭載するエンジンの気筒数でノーズの長さが異なり、ラジエーターグリルやテールランプの意匠も異なる点が特徴。ボディタイプは、2ドアハードトップや4ドアセダン、3ドア・5ドアワゴンをラインナップし、豊富なバリエーションを取り揃えていました。飛行機のコックピットを思わせる計器類は今でも男心をくすぐります。
初期モデルは、昭和53年の排気ガス規制により、高出力のエンジンを搭載できませんでした。その為、1979年にはトヨタ セリカから「名ばかりのGT達は、道を開ける。」のキャッチコピーで挑発を受けます。1980年にはそれに応じる形で排気量2000ccのL20E型エンジンにターボをプラスし、145馬力を発生するターボエンジン搭載モデルを追加。「今、スカイラインを追うものは誰か」のキャッチコピーで反撃に出ます。また、日産として初のターボエンジンとATを組合わせたモデルでもありました。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日産「新型スカイライン」発売! 歴代最強「匠“手組み”エンジン」×旧車デザインの「特別仕立て」登場も「次期型」はもう出ない…? 「集大成」完売した現状とは
くるまのニュース / 2024年11月22日 13時10分
-
貴重な国産絶版車本の完全保存版『別冊ベストカー 昭和&平成の国産絶版車 珠玉の名車試乗&レポート』本日発売!
PR TIMES / 2024年11月19日 10時15分
-
「GT-R」じゃないけど高性能!? 日産「R31スカイライン」に存在した“希少車”がスゴかった! 本気のスポーツ仕様「GTS-R」とは?
くるまのニュース / 2024年11月5日 18時30分
-
日産が「“超スゴイ”GT-R」を公開! 次期型期待の「極秘」公式プロジェクトに新展開! まさかの大改造「“超静音”な新R32」富士で実車展示
くるまのニュース / 2024年11月5日 12時30分
-
日産が新型「スカイライン」発売! 最強モデル「GT-R」手掛ける匠の“爆速エンジン”搭載に反響あり! めちゃレトロな「旧車デザイン」取り入れた“NISMO Limited”とは!
くるまのニュース / 2024年11月1日 11時10分
ランキング
-
1【加熱式湯たんぽ】電子レンジ対応なのに温めたら破裂→やけど どうして? 意外とやりがちなNG行為とは?
オトナンサー / 2024年11月25日 22時10分
-
250代おひとりさま、貯蓄が「400万円」は多い? 少ない? しっかり老後資産を増やすためには?
オールアバウト / 2024年11月25日 21時20分
-
3究極に美味しい「たらこスパゲティ」の作り方。コツは1つだけ:11月に読みたい記事
女子SPA! / 2024年11月26日 8時44分
-
438歳“理想の彼氏”の正体が衝撃的すぎた…29歳女性が直面した悪夢
日刊SPA! / 2024年11月25日 15時52分
-
5通話料12万9321円の請求、中1息子が通話中のまま放置 その理由に唖然「高い勉強代だけどため息」「LINEの無料通話に慣れて…」
まいどなニュース / 2024年11月26日 7時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください