これからの主流は超偏平シングルタイヤ?横浜ゴム、トラック用ウルトラワイドベース スタッドレスタイヤ 「903W」を新発売
MōTA / 2020年8月6日 6時0分
横浜ゴムは、トラックの後輪に使用するウルトラワイドベースタイヤとして、新たにスタッドレスタイヤ「903W(キューマルサン・ダブリュー)」を2020年秋より、全国のヨコハマタイヤ販売会社を通じて販売を開始する。発売サイズは455/55R22.5 166Lの1サイズで価格はオープン。
軽量化により積載量の増加が可能
ウルトラワイドベースタイヤとは、トラックやバスに装着される複輪(2本1組)を単輪(1本)に置き換えることができる超偏平シングルタイヤ。単輪への置き換えにより、タイヤ組み換え・日常点検などの省メンテナンス化や、「903W」の場合、単輪への置き換えにより1軸当たり約111kgの軽量化が可能となることから、例えば後輪2軸の大型トラックでは、約222kgの積載量を増加させることが可能となる。優れたスタッドレス性能を発揮
903Wは、タイヤの回転方向と平行にスチールコードを配置したベルト層を有する独自開発のベルト構造「SpiraLoop(R)(スパイラループ)」を採用。これにより、横浜ゴム従来のベルト構造でウルトラワイドベース化を行った場合に弱点となるショルダー部の成長と、ベルト部の歪みを抑制。優れた耐偏摩耗性と耐久性を確保することができ、タイヤの長寿命化に貢献する。また、トレッドパターンは、氷雪上性能重視型スタッドレスタイヤ「ZEN 903ZW」をベースに、ブロックエッジ量を増加させる「小ピッチワイドグルーブ」やブロック剛性を維持し接地面積を確保する「6列トラクションZブロック」を採用し、これらをウルトラワイドベースタイヤ用に最適に配列することで、優れたスタッドレス性能を発揮する。外部リンク
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