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Zといやあ「Z32」でしょ! あの頃憧れた日産 フェアレディZ 300ZX ツインターボを手に入れたい!

MōTA / 2020年8月8日 17時32分

日産 フェアレディZ(Z32型)

1989年、バブル景気に湧く日本に現れたとびきりカッコいいスポーツカー「日産 フェアレディZ」。Z32の愛称で知られる“300ZX ツインターボ”に当時憧れた!という人は多いはず。オジサンたちの夢だった300ZX、まだ中古車で買える!? ちょっと調べてみました。

日産 フェアレディZ(Z32型) Z32型は、デビュー時こそ華々しいものでしたが、その後のバブル崩壊や景気停滞、さらには日産の経営不振が重なり、モデルチェンジの計画も頓挫。結果的に2000年まで生産を続けていました。次期型のZ33型の登場は、2年後の2002年になるまで待たなければならなかったのです。

夢のツインターボ! 国産車初の280馬力!

ノンターボはスポイラー左右のスリットがないのが見分けポイント!

平成元(1989)年、バブル真っ只中に誕生したZ32型フェアレディZ。先代の後期モデルから追加されたV6 3リッターDOHCノンターボVG30DE型エンジンに加え、ツインターボチャージャーを加えたVG30DETT型エンジンを搭載。日本車で初の最高出力280馬力というハイパワーでクルマ好きを熱狂させました。ああ懐かしい!っていう方も多いはず。

2シーターに加え、2+2シーターの“2by2”という2つのボディタイプがわざわざ用意されていたのも、今思えば“バブル”なこと。当初は日本や北米で人気を博したけれど、その後の日産の経営不振もありモデルチェンジはされぬまま。結果的に平成12(2000)年まで製造されることになり、最後はちょっと寂しいことになっていました。

憧れだったZ32型フェアレディZ、中古車はまだあるの!?

写真は日産自動車が今も保管する貴重な1台

90年代初頭に憧れの存在だったZ32型フェアレディZ。いま中古車で探してみると、いったいいくらになるのでしょう。さっそくMOTAの中古車検索で調べてみました。

滅多に中古車でもお目にかからない「300ZX Version R 2by2」後期モデル

2020年8月8日現在、Z32型をターボ・ノンターボに関わらず調べてみたところ、全国で61台のフェアレディZがヒット!

最安値は、平成3年式 300ZX ツインターボ 2by2 Tバールーフ、走行12.6万キロ、ATで本体価格45万円!

最高値は平成2年式のやはり同じ300ZX ツインターボ 2by2 Tバールーフ、走行3.7万キロ、MTで350万円! ずいぶんと幅があるものです。

ちなみに350万円の個体は、エアロやアルミなどのカスタムがばっちり決まり、しかもワンオーナー・記録簿付きというこだわりの逸品でした。ほかに「価格応相談」というのも5台あります。

無責任に「買っちゃえ!」とは言わないけれど、でもチャンスはもう今しかない

2シーターの300ZXは61台中10台と少な目でした

61台中、価格帯は100万円以下が22台、100~150万円が16台で、150万円~200万円が12台。それ以上が11台(応相談含む)と、思いのほか幅のあるラインナップでした。ちなみに2by2が51台で、2シーターモデルは希少な存在。

なにせ最終型でも新車から20年が経過しているので、もはやツインターボとノンターボ、ATとMTといった仕様の差よりも、個体毎の程度差により値付けされている印象です。

古いと30年、新しくても20年。もはやネオクラシックと呼べるクラスの中古車となると、無責任に「買っちゃえ!」とは言えません。補修したくても、欠品の純正部品も増えているようです。

でもおそらく現状が底値。中古車も状態の悪い個体からどんどんつぶされていき、逆に良質な個体の値が下がることもないでしょう。

それでもやっぱりZ32が欲しい! そんな覚悟のあるアナタ、チャンスはもう今しかありませんよ。

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]

※文中の中古車在庫数等の情報は2020年8月8日現在のMOTA中古車検索によるものです

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