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キャデラック初の電動SUV「リリック」発表|業界初の完全ハンズフリー運転支援システムを搭載

MōTA / 2020年8月15日 11時20分

キャデラック 新型リリック

キャデラックは、完全電動ラグジュアリークロスオーバー「リリック(LYRIQ)」を、2020年8月7日に発表。GMの次世代EV用モジュール式プラットフォームをベースに、アルティウム駆動システムを搭載する。リリックの航続距離は、フル充電で300マイル(約482.3km)以上の距離を実現。なお、リリックの日本導入時期や販売予定価格については未定となっている。

キャデラック 新型リリック

キャデラックの新たな“顔”

キャデラック初の電動SUVであるリリックは、新世代EVにふさわしい新しいフロントマスクやプロポーション、存在感を表現している。

張りのあるラインとクリーンなサーフェスが特徴で、低くなだらかに傾斜するルーフラインとワイドスタンスによって俊敏性を強調。流れるようなルーフスポイラーなどの細部には、高速道路での走行効率を高めるため、空力性能を考慮したデザインが施されている。

フロントで目を惹く「ブラッククリスタル」のグリルは、リリックの最もユニークで表情豊かなデザインエレメントのひとつ。また、このグリルはオーナーが車両に近づいたときに、LEDシグネチャーライティングとして点灯し、ドラマチックな照明演出で迎える躍動感ある機能の一端も担う。リヤエンドには、スリムなLEDを組み込んだスプリットテールランプデザインを採用し、照明演出の一部となっている。

インテリアにも乗員の満足度を上げる数々の工夫

インテリアでは、新しいEVアーキテクチャーがキャビンの広さやデザインの可能性を拡大していることがわかる。より広々としたミニマリスティックなデザインとなり、ドライバーや乗員のドライビングエクスペリエンスをより豊かにすると同時に、収納面でも優れた機能性を実現。

また、バックライト付きスピーカーグリルや隠し収納付き湾曲スクリーン、エクステリアと同じく巧妙に演出された照明機能など、繊細ながらこだわりのあるディテールで満たされている。

新しい専用モジュールを使った高いパフォーマンス

リリックの新型モジュール式EVプラットフォームは、、従来型の車両構造に電気駆動システムを適応させるのではなく、専用のEVアーキテクチャーを採用することで、より長い走行距離、魅力あるドライビングエクスペリエンス、そして乗員スペースに新たな価値を提供する。

車両の構造的な要素として、アルティウム・バッテリーシステムが組み込まれており、乗り心地やハンドリング、安全性の向上に貢献。バッテリーパックの最適な配置により、低重心化と重量配分を50:50に近づけ、スポーティでレスポンスが良く、軽快な走りを可能にした。

後輪駆動がベース、四輪駆動はオプション

駆動方式は基本的に後輪駆動(RWD)だが、オプションでパフォーマンスAWDを用意。モーターを車両後部に配置することで重量配分の最適化と俊敏性をさらに高めている。

後輪駆動(RWD)は、ホイールスピンを起こさずに舗装路により多くのトルクを伝達できるため、爽快な加速を実現し、コーナリング能力も向上にも貢献。パフォーマンスAWDを搭載したモデルでは、車両前部にセカンド・ドライブユニットを配置することで、チューニングの柔軟性を大幅に高め、車両のパフォーマンスを向上させることができる。

テクノロジーによるおもてなし

リリックにドライバーが近づくと、ドライバーを認識して照明を使ったアニメーションで出迎え、同時に車内のシート、ミラー、エアコンディショナーの調整などの準備を整える。車内では、キャデラックの最高レベルのドライバーインフォメーション、インフォテイメント、コネクティビティが統合されており、シームレスで充実したエクスペリエンスを提供。

対角33インチの最新型LEDディスプレイは、ドライバーの視野全体に広がる大きな1つの画面に、ドライバーインフォメーションの詳細、インフォテイメント・コントロール、カメラビューが統合される。この新型ディスプレイは現在の自動車業界では最高の画素密度を誇り、従来よりも64倍多い10億色以上を表示することができる。

リモートパーキングやハンズフリー運転支援も装備"

■スーパーバイズド(監視を伴う)リモートパーキングは、超音波センサーを使用して、ドライバーが車内にいるか車外にいるかにかかわらず、道路に対して平行(縦列)、または直角の駐車操作を支援

■家庭、勤務先、外出先など、さまざまな用途に適合する充電方法(出力150kW以上の直流急速充電、最大出力19kWのレベル2 AC充電を含む)

■業界初の完全ハンズフリー運転支援システム「スーパークルーズ」の最新バージョンは、20万マイル以上の互換性のある高速道路で利用でき、最近では自動車線変更機能に対応できるように強化

■デュアルプレーン拡張現実(AR)対応ヘッドアップディスプレイやリモートセルフパーキングなどの新技術を搭載

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