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ランクルにガチ勝負! 超無骨な本格クロカン 日産「パトロール」【日本にない日本車】

MōTA / 2020年8月23日 8時50分

日産 パトロール(海外仕様)

日本メーカーでありながら、実は日本にはない超魅力的な車種が海外にたくさん存在します。ここでは、そんな「日本にない日本車」をテーマに、是非国内でも販売してほしい魅力満載のモデルを紹介していきます。今回は、中東で人気の本格SUV「日産 パトロール」です。

日産 パトロール(海外仕様)

かつて日本では「サファリ」の名で人気を誇ったモデル

1951年に初代モデルが登場して以来、世界中で販売されている日産のSUVモデル「パトロール」。日本では1980年に誕生した160系から2007年のY61型系 まで「サファリ」として販売していた過去を持ちます。その後は、海外専用車「パトロール」として日本から中東や欧州などへ輸出されていて、世界累計販売台数は約190万台を誇ります。

2010年より販売している現行モデルは7代目にあたり、高いオフロード性能や耐久性能が追求されたモデル。全長5170mm×全幅1995mm×全高1940mm、ホイールベースは3075mmで、車両重量は2780kgと圧巻のボディサイズで、8名乗車が可能な本格“クロカン”です。

2020年モデルでは、Vモーショングリルや流れるウインカーを採用

2020年モデルのパトロールは大幅改良を受けさらに進化しています。

フロントマスクには、日産のデザインコンセプトであるVモーショングリルを新たに採用。さらに新デザインのブーメラン型LEDヘッドライトとの組み合わせにより、表情を一新しています。リア周りでは、ブーメラン形の新デザインのテールライトに変更されている他、シーケンシャルターンインジケーター(流れるウインカー)が、日産ブランド車で初採用されています。

インテリアではセンターコンソールのデザインを一新。

上下にデュアルディスプレイを導入し、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応しています。シートは、新デザインのダイヤモンドステッチキルティングレザーシートを採用。ステアリングホイールも新デザインとなっています。

搭載されるパワートレインは、これまでと引きつづき5.6リッターV型8気筒ガソリンエンジンと、4リッターV型6気筒ガソリンエンジンの2種類が用意されています。

また4WDシステムでは、「サンド」「オフロード」「スノー」「ロック」の4モードが切り替え可能な「オールモード4×4」を搭載するほか、オフロード走行をサポートする「ヒルスタートアシスト」や「ヒルディセントコントロール」なども導入。

さらに、車線変更やコーナリング時のロールを抑えつつ、舗装路では快適な乗り心地、砂漠などでは優れた安定性を発揮する「HBMC」(油圧ボディモーションコントロールシステム)も搭載しています。

安全面では先進安全装備のインテリジェントモビリティテクノロジーに加え、歩行者検知と前方衝突警告システムを備えた衝突被害軽減ブレーキなどが装備されています。

日産 パトロールの現地価格は、4リッターモデルで約590万2595円~約783万757円。5.6リッターモデルでは、約690万9828円~約971万6258円。

流行りのSUVでなく、超無骨な本格クロカン。ライバル「トヨタ ランドクルーザー」にも引けを取らないその圧倒的存在感をぜひ日本でもお目にかかってみたいものです。

[筆者:MOTA編集部]

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