レヴォーグがフルモデルチェンジ! 新型でチェックしておきたい3つのポイントとは【解説&試乗 その1】
MōTA / 2020年8月20日 10時30分
2020年秋、スバルが主力車種「レヴォーグ」をフルモデルチェンジする。それに先立ち、8月20日より早くも先行予約受付が始まった!そんな中MOTAでは、まだ発売前の新型レヴォーグ・プロトタイプに触れる貴重な機会を得た。今回はそのレポート第一弾。 そもそも、新型レヴォーグってどんなクルマ? 果たして“買い”なの!? モータージャーナリストの嶋田 智之氏が現場からアツくレポートする!
「えー、レヴォーグこんなによくなっちゃうの!?」ジャーナリスト嶋田 智之氏がおもわず盛り上がった理由とは
と冒頭からいきなり勝手に盛り上がってるのは、この7月20日から先行予約がスタートしたスバル 新型レヴォーグのプロトタイプに試乗することができたからだった。
2014年に発売された初代レヴォーグは、それまでのレガシィ ツーリングワゴンの事実上の後継として、さらにはレガシィ ツーリングワゴンが持つスポーティな乗り味が楽しめるステーションワゴンというキャラクターをさらに磨き上げたモデルとして、一定以上のファンの支持を得てきた。
SUVの大旋風が巻き起こる中で善戦し続けてきたワゴン「初代レヴォーグ」
ということは、すでにお披露目されてるコンセプトモデルのスタイリングこそシャープになった印象だけど、中身はわりと保守的な仕立てなんだろうな、なんて想像していたのだ。
ところが! だったのだから、喜ばしい気持ちになっちゃうのも当然ってものでしょ?
新型レヴォーグの見どころは以下の3つ!
1:新しい骨格、シャシーとステアリング、エンジンが生み出す走りの味の進化。
2:新世代アイサイトのアドバンテージ。
3:インフォテインメントシステムはじめ日常的な使い勝手の進化。
これから順を追って、3つの見どころについてじっくりお伝えしていくが、まずはその最初の項目「新しい骨格、シャシーとステアリング、エンジンが生み出す走りの味の進化」について、お話をしていきたいと思う。
見どころその1! 骨格の進化っぷりがハンパない!
骨格を格段に強化し新開発プラットフォームSGPは第二世代へ進化した
いきなりマニアックな視点だけど、海外のスーパースポーツカーで採用されているような手法、走行時にクルマの後ろ側にどうしても生じる空気の淀みを別の空気の流れの力で整えて、高速時の車体の安定性を確保するような工夫もなされてたりはする。
が、そうした目で見える部分もさることながら、中身の方はさらに大きく進化してるというべきかも知れない。
ものすごく簡単に言っちゃうと、車体を先代に較べて1.5倍近くガッチリしたものにした、ということだ。新型レヴォーグは乗り心地のよさも運動性能も従来以上によくなってるのだけど、この車体がものすごく効いている。ガチッとした車体に取り付けられるからこそ、サスペンションは持ち前の実力をキッチリと発揮できるのだから。
最上位グレード“STIスポーツ”にはスバル初の電子制御ダンパーを採用
これまでのものだって決して批判されるようなものじゃなかったのに、普通は判りにくいところにずいぶんコストをかけて開発したな、と感じた。
新開発の水平対向1.8リッター直噴ターボは177ps/300Nmを発揮
パワーの方は全体的に1.6ターボより一段上のレベルで同じように直線的な伸び方を見せ、4000rpmの時点で1.6ターボのピークとなる170psに達し、そこからさらに伸びて5200rpm以上でピークパワーを発し続ける。
CVTのリニアトロニックも、構成部品の約8割を変えた新型となった。カバーできるレシオが6.3から8.1へと拡大されているから、より鋭い発進加速、高速走行時の低回転化による燃費の向上の双方を得ることができている。
次回は、全スバリストが気になる走りの印象をお届け!
スバリストの皆さんが最も気になっているであろう、新開発エンジン&プラットフォームが生み出す次世代の走りはどうだったのか。詳しく解説する!
(続く)
[筆者:嶋田 智之/撮影:小林 岳夫・SUBARU]
新型レヴォーグの主要スペック
新型レヴォーグ STI Sport EXの主要スペック
スバル 新型レヴォーグ STI Sport EX | |
---|---|
グレード名 | STI Sport EX |
全長×全幅×全高 | 4755mm×1795mm×1500mm |
ホイールベース | 2670mm |
駆動方式 | AWD |
車両重量 | 1580kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 水平対向 4気筒 1.8L 直噴ターボ(DIT) |
総排気量 | 1795cc |
エンジン最高出力 | 130kW(177PS)/5200~5600rpm |
エンジン最大トルク | 300Nm(30.6kg・m)/1600~3600rpm |
トランスミッション | リニアトロニックCVT |
使用燃料 | レギュラー |
燃料消費率(JC08モード燃費) | 16.5km/L |
燃料消費率(WLTCモード燃費) | 13.6km/L |
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