トヨタ車なのにヤマハ製エンジン?協力タッグが生み出した名車3選【MOTA写真館】
MōTA / 2020年8月22日 10時40分
トヨタ車なのにエンジンはヤマハ製。車好きにはもうすっかりお馴染みの内容だが、この協業体制は日本の車業界に取って大きな意味を持つ。中には「トヨタは高性能エンジンを作れない」と、揶揄する声も聞こえるがそれは少々違う。 車はエンジン以外に様々な要素(部品)の集合体であり、あくまで高性能エンジンの開発に秀でたヤマハが担当したという話であり、トヨタの役割はすべての要素をプロデュースし、パッケージングすること。それにより数多くの“名車”が生み出された。 そこで、伝説の和製スーパーカートヨタ 2000GTから始まる、トヨタとヤマハが生み出した高性能エンジンを搭載した代表的な3車種をご紹介しよう。
トヨタとみんなの記録と記憶に残る大人気ハイソカー|マークII 3兄弟(X70系)
ハイソカーブームが起きた1980年代中期にあたる1984年に登場した、マークII、チェイサー、クレスタの通称“マークII 3兄弟”(X70系)。日本初のツインカムツインターボエンジンを搭載し、ハイソカーブームをさらに盛り上げた。日本初、2.0リッター DOHC ツインターボ 1G-GTEU型は、最高出力185馬力/6200rpm、最大トルク24.0kgm/3200rpmを発生させるヤマハ製エンジン。高い出力と力強いトルクを発生するエンジンに5速MTとの組み合わせた「GT TWIN TURBO」は、走り好きなユーザーからも支持された。
スペック
■全長×全幅×全高=4,650mm×1,690mm×1,415mm
■エンジン
・直列6気筒 2.0L ガソリン(ターボチャージャー装着)
・直列4気筒 2.0L ガソリン
・直列4気筒 1.8L ガソリン
・直列4気筒 2.4L ディーゼルターボ
・直列4気筒 2.2L ディーゼル
■トランスミッション:3AT/4AT/4MT/5MT
■駆動方式:FR
※スペックはマークIIの数値
200万円以下で買えたスポーツカー!AE111型トヨタ スプリンタートレノ/カローラレビン
スプリンタートレノ/カローラレビンは、1995年に7代目へフルモデルチェンジ。先代同様20バルブ 直列4気筒 1.6リッター DOHC 4A-GE型エンジンは出力がアップし、車体の軽量化と相まって高い運動性能を発揮する。しかし、バルブ崩壊とスポーツカー不振の煽りを受け、国産ライトウエイトスポーツの名代「トレノ/レビン」の最終モデルとなった。今でも名エンジンとして知られる4A-GE型は、トヨタとヤマハの共同開発により誕生したエンジン。1気筒あたり5バルブ、合計20バルブとなった1991年以降は、すべてヤマハが生産している。
スペック
■全長×全幅×全高:4,305mm×1,695mm×1,305mm
■エンジン
・直列4気筒 1.5リッター 5A-FE型(100馬力/14.0kgm)
・直列4気筒 1.6リッター 4A-FE型(115馬力/15.0kgm)
・直列4気筒 1.6リッター 4A-GE型(165馬力/16.5kgm)
■トランスミッション:4速AT/5速MT/6速MT
■駆動方式:FF
■販売期間:1995年~2000年
あの強敵ランチアに勝った初の日本車!世界にトヨタの名を知らしめた5代目 トヨタ セリカ
1989年に登場した5代目 トヨタ セリカ(T180型)は、コンポーネントを先代から引き継ぐ。四輪駆動のスポーツモデル GT-FOUR のリアデフには、日本車初のトルクセンシング・リミテッド・スリップ・デフを装着。さらに1993年、日本車として初めて世界ラリー選手権(WRC)でマニュファクチャラー・タイトルを獲得した。セリカなどに搭載される3S-GE型エンジンは、トヨタのエンジンをベースにヤマハが開発している。また、セリカ GT-FOURに搭載される2.0リッター 直列4気筒 DOHC 16バルブ 3S-GTE型ターボエンジンは、全日本GT選手権に参戦するマシンにも搭載。市販車からレースマシンにまで対応できる柔軟さを備えた名機である。
スペック
■サイズ
全長:4,420mm(標準車)、4,430mm(ワイドボディ車)4,480mm(コンバーチブル)
全幅:1,690mm(標準車)、1,745mm(ワイドボディ車)
全高:1,295mm~1,305mm
■エンジン
・直列4気筒 2.0L ターボ 3S-GTE型
・直列4気筒 2.0L 3S-GE型
・直列4気筒 2.0L 3S-FE型
■トランスミッション:4速AT/5速MT
■駆動方式:FF/4WD
■販売期間:1989年~1993年
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