初代ハスラーも驚異の残価率7割! 初代の人気は未だ健在だった
MōTA / 2020年8月29日 17時30分
あの時、超流行ったクルマって今一体いくらの値打ちがあるんだろう? なんてオーナーじゃなくとも気になるモノ。この企画はテレビでよくある“あの人は今”のクルマ版的な感じで昔流行ったクルマの“今”(買取相場)をお届け。今回は、軽にSUVの要素をプラスして一躍人気車種となったスズキ 初代ハスラー。
デビューのタイミングがバッチリだった初代
猫も杓子もSUVの時代。そう、あのロールスロイスやベントレーでさえSUVをラインアップするほど、生き残るには必須のカテゴリーにまで成長している。
そんなSUVブームのちょっと前の2014年にデビューしたスズキ 初代ハスラーは、まるで今の流行を予言していたかのようなタイミングで登場したのだ。ご存知の通り、絶大なる人気を博し発売した2014年には10万4233台を売り上げるほどであった。昨年末、新型に切り替わったが、今なお初代モデルの人気は凄まじく、中古車市場では高値をキープしているという。果たして下取り価格はどれほどのものなのか?
4WDモデルが有利! 残価率驚異の7割の場合も
今回は乗り換えユーザーの方々のため、そしてよりリアルな情報をお届けすべく、走行距離5〜10万キロの個体に絞ってご紹介する。2016年式の最上級グレードであるXターボは、6万キロ代の個体で100〜110万円で取引されている。さらに同グレードの4WDモデルは、FFモデルに比べて平均5万円高く買い取られているようだ。やはりSUVだけあって4WDモデルの方が高値を維持しているのだ。
次いで売れ線グレードであったNAのXは、同条件で見ると80〜90万円で取引されている。それぞれ新車当時の価格を見てみると、Xターボが155万円(4WDモデル:167万円)、Xは146万円であった。ここから現在の残価を計算すると、前者が70%(4WDモデルは68%)、後者は61%といずれのモデルも下取り相場ではかなり有利なのだ。
ちなみに過走行車両を見てみると、11万キロ代の個体であれば40〜60万円で取引されている。
赤黒の2トーンが人気
ハスラーがこれほどまでの人気を獲得したのにはデザイン以上に豊富なカラーバリエーションにある。いちばん人気は赤×黒の2トーンカラーで、モノトーンの個体に比べて1割程度高く買い取られているというデータも。モノトーンで人気なのはグリーン系であった。ちなみにハスラーは他の車両とは違い、ナビの装着の有無はそれほど買取価格に差はないようだ。
新型ハスラーが登場して間も無く1年。それだけに先代モデルの買取相場も下がっているかと思いきや、さすがは人気モノ! 高値を維持している。が、初代ハスラーをお乗りの方は今こそ新型に乗り換える絶好のチャンスかもしれない。
【筆者:MOTA編集部 木村剛大】
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