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国産随一のホットハッチ「スイスポ」はファミリーカーにもつかえる!【I Love コンパクトカー】

MōTA / 2020年9月3日 11時30分

スズキ スイフトスポーツ

結婚して子供も生まれたけど、ミニバンには乗りたくない! SUVはカッコいいけどサイズが大きいし、価格も高い…。そんな悩みを抱く方にお勧めしたいのが、見た目よし! 走りよし! 実用性よし! と、三拍子そろったコンパクトスポーツモデル! 存在は知っていたけど、普通のモデルとどこが違うの? イメージが薄ぼんやりしてて、奥さんを説得しにくい。ここではそんな不安を解消すべく、おすすめのコンパクトスポーツモデルを紹介! 全4回のうち初回となる今回は、スズキ スイフトスポーツを紹介する。

スズキ 新型スイフトスポーツ

1台で多彩な使い方を楽しめるスズキ スイフトスポーツ

コンパクトだけど、質感や運転する楽しさが高い

混雑した街中で扱いやすく、4名乗車の可能な居住空間も備えながら、スポーティな運転も楽しめる。しかも燃費が優れ、価格は割安。このようなクルマ好きも満足できるオトクなコンパクトカーがスズキ スイフトスポーツだ。

今は安全装備が充実して環境性能も向上したから、クルマの価格も高まった。その一方で、平均所得は1990年代の後半をピークに下がっており、今でも約20年前の水準には戻っていない。小さなクルマに乗り替えるユーザーが増えたが、質感や運転する楽しさでは妥協したくない。スイフトスポーツは、このようなニーズにも応えている。

エンジンは直列4気筒1.4リッターターボを搭載して動力性能が高く、足まわりも熟成させた。衝突被害軽減ブレーキと運転支援機能も先進的で、価格は6速MT(マニュアルトランスミッション)が201万7400円、6速ATでも208万8900円に収まる。

ベース車のスイフトは、世界各地で販売されるコンパクトカーだから、生産台数が多く価格も割安だ。このような量販車をベースに開発することで、運転の楽しいスイフトスポーツを割安に販売できた。

全長は3890mm、全幅は1735mmとコンパクトだから、狭く曲がりくねった峠道でも運転が楽しい。最小回転半径も5.1mに収まり、裏道や狭い駐車場での取りまわし性も良好だ。

1台で多彩な使い方ができ、街中で見かけるスイフトとも一線を画す

このようなスイフトスポーツなら、平日は妻の買い物、土曜日は夫が1人で峠道の走りを満喫、日曜日は家族でドライブという具合に、1台で多彩な使い方を楽しめる。限られた出費で大きな価値を得られる。

エアロパーツを装着した外観など、一般的なコンパクトカーとは異なる個性を備えることも、スイフトスポーツの魅力だろう。街中で頻繁に見かけるスイフトとは雰囲気が違う。少しワイドなボディによって視覚的な存在感も強い。

軽量ボディに2.3リッター並のエンジンを搭載し、優れた走行性能を誇る

搭載する1.4リッターターボエンジンの動力性能は、最高出力が140馬力(5500回転)、最大トルクは23.4kg-m(2500~3500回転)だ。ノーマルエンジンの2.3リッターに匹敵する性能を発揮する。

しかも小排気量ターボの場合、一般的に低回転域で駆動力の落ち込みが発生しやすいが、スイフトスポーツではこの欠点をあまり感じない。1700回転付近から、ターボの過給効果が感じられて運転しやすい。特に2000~4500回転付近の実用域は、駆動力に余裕があって吹き上がりも活発だ。

動力性能を高めるために、プレミアムガソリンが指定されるが、燃費性能も良い。WLTCモード燃費は、6速ATが16.6km/L、6速MTは17.6km/Lとされ、2.3リッター並みの動力性能を考えると効率が優れる。

スイフトはベース車も含めて車両重量が軽く、スイフトスポーツでも6速MTが970kg、6速ATは990kgに収まる。トヨタ ヤリスは直列3気筒1.5リッターノーマルエンジンのZが1020kg、ホンダ フィットは直列4気筒1.3リッターのホームが1090kgだから、スイフトスポーツはターボを装着しながらライバル車に比べてボディが大幅に軽い。従って加速性能にも一層の余裕が生まれた。

ボディの軽さは、走行安定性を高める上でも大きなメリットになる。操舵に対する反応は正確で、峠道では車両の向きが機敏に変わり、内側へ回り込ませやすい。17インチタイヤ(195/45R17)との相乗効果で、カーブを曲がる時でも旋回軌跡を外側に拡大させにくい。

高い安定性を確保した上で、ドライバーのコントロール性も良好だ。カーブを曲がっている最中にアクセルペダルを戻すことで、車両をさらに内側へ向けることも可能にした。これらの挙動変化が穏やかに生じるから、運転しやすく、車両との一体感も得やすい。走る楽しさと安定性を高い次元で両立させた。ちなみにサスペンションは、テネコオートモーティブのモンロー製だ。クルマ好きとしては、ブランド品が使われることも魅力になる。

スズキ  スイフトスポーツ 走行イメージ

走行性能やカッコよさと、実用性の優れたバランス

最近はSUVが人気を高めたが、全高が1600mmを超えると、カーブを曲がる時に腰高な印象になりやすい。その点でスイフトスポーツの全高は1500mmに収まり、重心が高まるのを抑えた。立体駐車場も使いやすく、なおかつ車内に入ると、頭上には相応の空間が確保される。

この走行性能やカッコよさと、実用性の優れたバランスも、スイフトスポーツの魅力だ。全長が3890mm、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2450mmだから後席の足元空間はあまり広くないが、大人4名の乗車は妨げない。

幼い子供がいて、後席にチャイルドシートを装着する時の使い勝手も、コンパクトカーでは良好だ。後席側のドアの開口部が比較的広いため、頭部の通過性も優れている。幼い子供を抱えた状態で後席に乗り込み、チャイルドシートに座らせる作業もしやすい。

インパネなど内装の質も高く、デザインはオーソドックスだが、視認性と操作性は優れている。前席はサイドサポートが大きめに張り出して、体をしっかりと支える。背もたれの腰が当たる部分も適度な硬さで、長距離移動時も疲れにくい。

充実した先進安全と運転支援機能で、大切な同乗者を守る

先進安全装備も充実している。歩行者を検知できる衝突被害軽減ブレーキ、ペダルの踏み間違い事故を防ぐ誤発進抑制機能、車庫入れ時などの安全性を高める後退時ブレーキサポート、後方の並走車両などを検知するブラインドスポットモニター、サイド&カーテンエアバッグなどを豊富に標準装着した。

運転支援機能の車間距離を自動制御できるアダプティブクルーズコントロールは、6速MTにも装着され、6速ATは全車速追従型になる。ドライバーの疲労を軽減させ、衝突被害軽減ブレーキなどと相まって安全性を高める。特に大切な家族を同乗させるユーザーにとって、安全/運転支援機能の装備は大切だ。

スイスポを選ぶときの注意点

スイフトスポーツを選ぶ時は、後席の足元空間が十分とはいえないので、大人4名で乗車する機会があるなら居住性を確認したい。また外観に引き締まり感を持たせるため、後席側のサイドウインドウも面積が狭まった。小回りの利きは良いが、斜め後方の視界に不満が伴うので、縦列駐車などを試しておくと安心だ。

ファミリーカーとしても使えるスポーティカー、そして価格が魅力的!

スイフトスポーツは、ボディの軽い素性の優れたスイフトをベースに開発したことで、便利で楽しいスポーティカーに仕上がった。ファミリーカーとしても使いやすい。特に価格が210万円弱で、ここまで走りの良いクルマは珍しい。

[筆者:渡辺 陽一郎]

毎週木曜日はI LOVE 軽カー/コンパクトカー

このコーナーでは、日本独自の規格の中で成長してきた軽自動車やコンパクトカーについてアレコレ紹介していきます!次の更新は9月10日(木)。 来週もお楽しみにー!

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