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こりゃ売れる! 新型ディフェンダーは相変わらずのホンモノのオフローダーだった

MōTA / 2020年9月7日 18時20分

ランドローバー 新型ディフェンダー

これまでの無骨な見た目から打って変わって、まるでアニメの世界から出てきたような衝撃のデザインで登場した新型ディフェンダー。注目はそのデザインだけでなく、史上初のフルモノコック美ディを採用など、話題は尽きない。話題沸騰中のディフェンダーを詳しく見ていこう。

ランドローバー 新型ディフェンダー

脱ラダーフレームでも悪路走破性パワーアップ!

これまでのディフェンダーはラダーフレームを持つ超硬派なモデルであった。悪路走破性は文句なしであったが、その分乗り味は快適とは言えなかった……

実質72年ぶりのフルモデルチェンジとなったランドローバー ディフェンダー。その歴史は1948年にデビューしたランドローバー シリーズ1まで遡り、2016年に生産が終するまでほとんど大きな変更もないまま販売され続けていた稀有なモデルだ。

新型はフルモノコックボディとなったが、横転したとしても安心の強靭なボディとあった。事実上、市販車のなかでは最強のボディと言えるのだ

ご存知の通り、ディフェンダーといえばランドローバーの中で最も悪路走破性に重きを置いたモデルで、もちろんラダーフレーム構造を採用していたが、新型ディフェンダーは初のフルモノコックボディとしたのだ。

そう聞くと、オフロード愛好家の方々から「そんなんでちゃんと走るのか?」なんてコトを言われそうだが、心配ご無用! ランドローバーによれば、旧型モデル比で約3倍のねじり剛性を誇るのだというから驚きだ。もっと言えば、今回のディフェンダーに採用したボディはランドローバーのフラッグシップであるレンジローバーのプラットフォームをさらに強化したモノなのだ。

小さくなったけど超パワフル

イヴォークやフリーランダースポーツなどと同じインジニウムエンジンを搭載

本国にはディーゼルエンジンの設定はあるものの、現状日本には2L直4ターボのみ。2t弱のボディで大丈夫か? と思うコトなかれ、最高出力300ps/最大トルク400N・mを発揮するため、超パワフル。実際、オンロードとオフロードをそれぞれ試乗したが、2Lターボとは思えないほどのデキなのだ。

オフロードを走る際に役立つのがコチラ。自車の真下にある障害物などをモニターに映し出してくれるので安心して走れるのだ。この機能は狭い道でのすれ違いや駐車場などでも役立つゾ

簡単に試乗した感想をいうならば、「ディフェンダーもここまで来たか」と思うほど超静か。ラダーフレームの旧型と比べるのはナンセンスかもしれないが、高級車然とした印象なのだ。

レンジ超え! ボディは事実上最高級

これまでのディフェンダーとは異なり、かなり乗用車、それも高級車然としたデザインに。

さらに注目なのは、その価格設定。現在、中古車サイトをみると先代モデル(平行輸入車ではあるが)は1000万円オーバーはザラ。ところが、今回のディフェンダーは489万円〜というバーゲンプライスなのだ。先にも述べた通り、ボディは1493万円〜のレンジローバーのいわば進化版。そう、半額で同等以上の走破性を持つクルマが買えてしまうというワケだ。

昨年150台限定で発売されたファーストエディションは即完売となったディフェンダー。ジムニーのように爆発的ヒットは価格帯的に難しいかもしれないが、かなり売れるコトは間違いない。今後のディフェンダーに注目だ!

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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