アナタは知ってた？ 今では当たり前の装備を初搭載した国産車3選

トヨタペット クラウン（2代目）

今や高級車から軽自動車まで、当たり前に装着されている利便性と安全性を向上させるさまざまな装置や装備。しかし、これらの装置が装着されるようになったのは、思っている以上に最近だということをご存じでしょうか？そこで今回は、エアバッグ、エアコン、スマートキーといった今では当たり前の装備を初めて搭載したモデル達をそれぞれご紹介します。

国産車初のエアバッグを採用した高級車ホンダ 初代レジェンド

1985年にデビューしたホンダのフラッグシップセダンのレジェンド。デビュー当初は、4ドアセダンのみのラインナップで登場し、デビューから2年後の1987年に、2ドアハードトップクーペが追加されました。また、高級車としては珍しく、前輪駆動を採用していたことも大きな特徴です。

当時、国内自動車工場最大のプレス成型機器、ホンダとして初めての塗装工程、そしてなんと言っても国産乗用車初の運転席エアバッグを搭載したことでも話題となりました。

国産乗用車初のSRSエアバッグを装備

SRSエアバッグシステムは、Supplemental Restraint System（補助拘束装置）の略で、シートベルトと併用して使われます。また、シートベルトの拘束感を和らげる「テンションリレーファー」、ABS（ホンダ名称：A.L.B.）、そして、今や当たり前になっているエアバッグ。ホンダ レジェンドはホンダのフラッグシップセダンらしく、デビュー当初からさまざまな最新技術が採用されていました。

ホンダ レジェンドの中古車相場

■中古車掲載台数：153台

■中古車相場：34.8万円～618.2万円（応相談含む）

※中古車掲載台数および相場は、2020年9月10日時点のデータ

エアコンを初めて採用した国産車はトヨタ 2代目クラウン

日本の高級車を代表するトヨタ クラウン。初代の誕生は1955年、「トヨペットクラウン」の名でデビューしました。観音開きという特徴的なドアを持ち、クーラーを備えていたものの、エアコンはまだ備えていませんでした。

今やなくてはならない存在のカーエアコン

1965年のマイナーチェンジに合わせ、国産車で初めてエアコンを搭載。今ではエアコンがない車の方が珍しいですが、一般的な大衆車への普及には時間がかかり、カーエアコンが一般化したのは1980年代になってからです。

では、エアコンのない時代はどうしていたのか？答えは簡単、夏場は窓を全開にして走行することでした。今ではどんなに渋滞しても車の中で汗だくになるなんてことはほとんどありませんが、カーエアコンが一般的になるまでは、家族全員汗だくで車に乗っていたものです。

トヨタ クラウンの中古車相場

■中古車掲載台数：645台

■中古車相場：33万円～860.3万円（応相談含む）

※中古車掲載台数および相場は、2020年9月10日時点のデータ

鍵の概念を変えた「キーフリーシステム」を初搭載！ダイハツ ネイキッド

ダイハツ ネイキッドは、1999年に登場した軽自動車。剥き出し状態のヒンジ、ゴツゴツとしたスクエアなデザインがモーターショーで話題となり、急遽販売されることになったモデル。立体駐車場にも収まる高さ、90度近くまで開くドアなど、使い勝手の良さも好評でした。

また、キーを操作することなく、解錠や施錠、エンジンの始動をすることができる「キーフリーシステム」を、国産車として初めて搭載していました。

解錠・施錠・エンジンの始動と停止を鍵に触れなくてもできる

ネイキッドに搭載された「キーフリーシステム」は、一般的なキーレスエントリーシステムとは異なり、車から離れると自動的に施錠、車に近づくと自動的に解錠される機能を備えています。また、キーを持っているだけで、キーを鍵穴に差し込むことなく、エンジンの始動や停止ができる画期的なシステムでした。

ダイハツ ネイキッドの中古車相場

■中古車掲載台数：209台

■中古車相場：13万円～158万円（応相談含む）

※中古車掲載台数および相場は、2020年9月10日時点のデータ